【海外発!Breaking News】「まるで異物の墓場?」耳の中から補聴器のフィルター22個を摘出(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年6月13日 20時55分
イギリスの聴覚ケア専門医(オーディオロジスト)、ニール・ライサシャ氏(Neel Raithatha、40)が先月、SNSに「耳の中から摘出した奇妙な異物10選」の動画を投稿したところ、英ニュースメディア『The Sun』などが取り上げて話題となった。今回はそのなかでも、同医師が「最も衝撃を受けた」という男性患者の症例を紹介したい。
英レスターシャーを拠点に活躍するニール・ライサシャ氏は、国内で“ワックス・ウィスパラー”との異名を持つ耳垢除去のエキスパートで、SNSに数多くの症例を投稿している。
そんなライサシャ医師が5月19日、これまでに耳の中から摘出した奇妙な異物のトップ10を公開した。
1位は、経験豊富な同医師でも「こんな異物は初めて」と明かす“補聴器の耳垢防止フィルター”で、2位以下は次のとおりだった。
2位 歯間ブラシの先端のナイロン毛
3位 目の細かい櫛の破片
4位 トウモロコシの穀粒
5位 スタッドピアスの一部
6位 乳歯
7位 ペンのキャップ
8位 子供用粘土
9位 家庭用電動耳掃除機のシリコンノズル
10位 補聴器のボタン電池
なお補聴器の耳垢防止フィルターは、合計22個を摘出したそうで、男性患者はこう語っていたという。
「補聴器を取り出すたびに、フィルターがなくなっていることに気付きました。ただ最初は、フィルターが外れて床の上に落としたと思っていました。」
「でもフィルターの紛失が続き、補聴器の調整を行う専門家を訪ねて『不具合があるのでは?』と訴えたところ、耳の中にフィルターが詰まっていることが判明したんです。耳の痛みや異物感、難聴などの症状は一切ありませんでした。」
男性はその後、国民保健サービス(NHS)の耳鼻咽喉科を紹介されたが、「診察できるまで少なくとも3か月はかかる」と言われ、ライサシャ医師を勧められたそうだ。
こうした経緯で男性の診察をしたライサシャ医師は、当時のことをこのように振り返る。
「実は当初、耳の中に落ちたフィルターは10個と聞いていました。でもフィルターのいくつかは重なり合っていて、結局は22個になりました。衝撃的でしたね。」
摘出の様子を捉えた動画では、同医師が外耳道に詰まったフィルターを1個ずつ摘出する様子が捉えられており、「男性の外耳道は極端に曲がってかなりベトベトしていて、数個は鼓膜に貼り付いていました。摘出は決して簡単ではなく、耳用微細吸引管と耳用鉗子を併用しました」と述べていた。
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