【海外発!Breaking News】卵を襲うヘビに無力のガチョウのつがい “ヒーロー”登場で危機回避(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年6月16日 12時2分
目の前でヘビに大切な卵を襲われるも、無力でどうすることもできなかったガチョウのつがいが先月、危機一髪のところで“ヒーロー”に救われた。当時の様子はカメラが捉え、動物専門サイト『The Dodo』が伝えて拡散している。
米サウスカロライナ州テイラーズの「ニューリン建設会社(Newlin Construction Company)」のスタッフが先月、広大な敷地に立つ顧客の家で作業中、窓の外の生垣のそばにガチョウのつがいを見つけてカメラを回した。
当時の動画では、ガチョウの前に卵が7個ほど無造作に置かれており、その真ん中に口を大きく開けたヘビがいるのが見て取れる。
ヘビの口からは卵が半分ほど飛び出しており、男性スタッフが「シューと音を立てるぞ」と言いながら威嚇している。しかしヘビはその後、飲み込んだ卵を体で巻き込むようにして動き出し、無力のつがいはただそれを見ていることしかできないのであった。
そんなガチョウとヘビの姿を見たスタッフたちは、「全くクレイジーだね」「前に一度だけ見たことがあるけど、ヘビが卵を飲み込む前に割れていたよ」などと会話を続けている。
するとその時、スタッフのマイカさん(Micaiah)が姿を現し、ヘビの頭を素手で掴んで持ち上げた。
マイカさんの登場に当初、部屋の中にいたスタッフは「ヘビの尻尾を掴め」などと冗談で話していたが、ヘビは頭を掴まれた直後に卵を吐き出したそうで、背後からは「ヘビは怒っているぞ」「なんて大きいんだ」などという声が聞こえていた。
実はこのガチョウ、家主がペットのように可愛がっているつがいだそうで、マイカさんは家主の代わりに卵を救出することにしたという。
そしてヘビがいなくなったのを目の当たりにしたガチョウのつがいは、卵のそばに素早く移動。卵の安全を確保すると、1羽は卵を温め始めた。
一方でマイカさんは、捕獲したヘビを生垣から離れた森の中に放しに行き、部屋の中のスタッフが「あれはキングスネーク(キングヘビ属)だと思う」「つがいはとても幸せそうだね」「卵をお腹の下に入れているよ」「全く信じられないね」などと語っていた。
なおこの家の敷地は東京ドーム4.5倍分の53エーカーあるそうで、Instagramの動画には「これは職務記述書にはなかったな」と言葉を添え、スタッフがこんなコメントを残していた。
「ヘビを心配する人がいるようだけど、大丈夫。あのヘビの大きさを見た人は分かるだろうけど、ここには餌がたくさんある。それにガチョウたちは今、安全な場所で卵を孵化させているよ。」
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