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【海外発!Breaking News】「削除したメッセージが残っているせいで離婚した」Apple社に約10億円の賠償金求める(英)

TechinsightJapan / 2024年6月19日 12時30分

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イギリス在住のある男性は「削除したはずの売春婦へ送ったメッセージが残っていたせいで、離婚に繋がった」と訴え、Apple社に対して訴訟を起こす準備を進めているという。男性は、離婚に繋がったことに加え、精神的なストレスや健康問題を引き起こしたことも理由に挙げており、賠償金約500万ポンド(約10億円)を求めるために動いている。英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。

Apple社に対して訴訟を起こす決意をしたのは、イギリス在住のリチャードさん(Richard、仮名)だ。ミドル世代の実業家と報じられているリチャードさんは、iPhoneのショートメッセージ機能“iMessage”を使い、妻に内緒で売春婦とのメッセージをやり取りしていた。

ところが家族で使っていたiMacが、自身のiPhoneと同期されていることを知らず、iPhone上で削除したはずのメッセージがiMacに残っていた。売春婦とのメッセージに気付いたリチャードさんの妻は、過去数年間にわたるメッセージを発見し、夫を問い詰めた。

それから1か月もしないうちに離婚することになり、リチャードさんは離婚裁判の費用や妻への慰謝料として、500万ポンド(約10億円)以上を失ったという。

リチャードさんは、「メッセージが削除されたと言われたら、削除されたと信じる権利があります。メッセージの削除に関して、顧客に対する説明が不十分である」とし、Apple社に対して、失った約500万ポンドを損害賠償として求める訴訟を起こすことにした。

妻と20年以上の幸せな結婚生活を送っていたというリチャードさんは、今回の件について「不倫ではない」と話しており、「妻がiMacでメッセージを発見したのは、“非常に残酷な方法”であり、私が妻に落ち着いて説明する機会があれば、離婚は避けられたかもしれない」と主張した。

さらにリチャードさんは、今回の件で大きなストレスを抱えたためにパニック発作を起こすようになったと言い、作用の強いベータ遮断薬を服用することになった。彼は「離婚は子どもたちなど家族にも影響がありますから、そのプロセスは本当に大きなストレスになりますし、いつか本当に心臓発作を起こしてしまうのではと考えていました」と、健康面の不安もあったと明かしている。

今回のリチャードさんと同じような状況に陥っている人々が多数いるようで、リチャードさんは集団訴訟も視野に入れていると言い、ロンドンを拠点とする法律事務所「Rosenblatt」に法的措置の手配を依頼したという。

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