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【イタすぎるセレブ達】マドンナ、開演時間の遅延をめぐる訴訟が取り下げに「根拠のないストライキ訴訟」と批判

TechinsightJapan / 2024年6月22日 9時30分

【イタすぎるセレブ達】マドンナ、開演時間の遅延をめぐる訴訟が取り下げに「根拠のないストライキ訴訟」と批判

コンサートの開演時間を遅らせたとしてマドンナを訴えていたファンが、和解することなく訴訟を取り下げた。2人のファンは今年1月に訴状を提出したが、半年後には自主的に取り下げ、費用なども各自で負担することに同意したという。マドンナの代理人は、今回の件について「原告は、このやり方では和解金を得られないことが明らかになったため、訴訟を破棄した」と述べている。

マドンナのワールドツアー『ザ・セレブレーション・ツアー』の公演チケットを購入したマイケル・フェローズさんとジョナサン・ハデンさんは今年1月、マドンナが開演時間を大幅に遅らせたとして、米ニューヨークにあるブルックリン連邦裁判所に訴状を提出した。

法的文書では、昨年12月に米ブルックリンの「バークレイズ・センター」で開催された3公演が、チケットに記載された開演予定の午後8時半ではなく午後10時半過ぎに開始したことは、同州の法律違反だと主張した。

さらにマドンナだけではなく、「バークレイズ・センター」と主催者「ライブ・ネーション」が開始時間について嘘をついたと述べ、「非良心的で不公正、欺瞞的な取引慣行だ」と指摘。観客らは午前1時過ぎに会場を出たため、公共交通機関の利用の制限やライドシェアサービスの料金が上がったこと、翌朝には通勤などがあるため、睡眠時間が少なくなったなどと訴えた。

そしてマドンナに対して「虚偽広告と過失による不当表示を助長している」と主張し、損害賠償や裁判費用などを要求していた。

それから半年が経ったが、マイケルさんとジョナサンさんがマドンナ側と和解することなく、訴訟を取り下げたことが明らかになった。

現地時間19日に提出された書類によると、マドンナとライブ・ネーションの代理人ジェフ・ウォシャフスキー氏は、訴訟の取り下げについて「いかなる和解の結果でもない」と述べ、こう続けた。

「原告は、このやり方では和解金を得られず、我々が提出した修正訴状却下の申し立てに反論する必要があることが明らかになったため、訴訟を放棄した。」

さらにマドンナとライブ・ネーションは、この訴訟について「自分達に費用を負担させるための、根拠のないストライキ訴訟だと考えている」と伝えた。

米メディア『Entertainment Tonight』が入手した法的文書によると、マイケルさんとジョナサンさんは、訴状を「不利益としながらも自主的に却下し、各自が手数料と費用を負担する」ことに同意したという。

2人はクラスアクション(集合代表訴訟)の認証を求める前に個人単位で却下したため、訴訟の取り下げに裁判所の承認は必要なかった。

なおマドンナは、2019年と2020年にも開演時間が遅れたとしてファンから訴えられたが、その後、両訴訟は自主的に取り下げられていた。

画像は『Madonna Instagram「My babies got a secret」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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