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【海外発!Breaking News】「余命9時間」重度の奇形を持つ女児が7歳に シングルファーザーが思いを語る(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年6月27日 20時55分

ところが幸せは長く続かず、アナさんはマレッサちゃんが生後1か月の時に別の男性と恋に落ち、その3か月後に手紙を残して姿を消した。その結果、マルコスさんは当時2歳半だったタリタちゃんと、生後4か月だったマレッサちゃんのシングルファーザーとなり、義理の息子はアナさんの家族と一緒に暮らすようになった。

実はマルコスさんは3人兄弟の長男で、12歳だった時に母親が手紙を残して姿を消していた。そのため「私も父に育てられた。だから母に捨てられた子どもの気持ちはよく分かる」と話す。しかしながら2人の娘を抱えての暮らしは決して楽ではなく、マルコスさんは「長女に最高のケアを受けさせたい」と何度も引っ越しをしたという。

そして現在はサンパウロ州ボトゥカトゥに住み、市から娘の障がい者手当を受け取っている。また今年1月に始めたTikTokが好評で、地域住民をはじめとする多くの人がマルコスさん一家を支援してくれるようになり、タリタちゃんのおむつ代や医療費のための寄付も集まっているという。さらにマレッサちゃんの明るさに魅了される人も多いようで、マルコスさんは「TikTokを通し、もっと多くの人に私たち家族や病気のことを知ってもらえれば」と夢を語る。



なお子供たちはというと、マレッサちゃんは朝7時半から夕方4時半まで学校で、タリタちゃんは午後の特別学級のほか、理学療法や音楽療法、サンパウロ州立大学での経過観察などの予定がぎっしり詰まっている。そのためマルコスさんは週末に3人でゆっくりと過ごす時間を大切にしているそうで、タリタちゃんのケアについてはこう述べている。

「タリタは痙攣をコントロールするための薬が必要で、最も注意が必要なのは開いたままの口なんだ。ハエや蚊、細菌などが入ってしまうからね。歯の磨き方も特別だし、口から水が入ってくるから入浴中は溺れないように気を付けなくてはならない。それにタリタは片目しか見えないから、目は常に清潔にしておく必要がある。ただ最大の課題は、やはり“偏見”だね。」

ちなみにタリタちゃんは来年、顔の形成手術を数回受けるそうで、マルコスさんは「専門家には一日一日を大切にするように言われているよ」と語っている。ただ日々を一生懸命生きることはマルコスさんがこれまでずっと続けてきたことであり、タリタちゃんの「余命9時間」と言われた人生はすでに7年目を迎えている。



なお2020年には、脳がはみ出して生まれた男児が1歳4か月を迎えており、母親は息子を「奇跡の子」と呼んでいた。



画像は『paizinho2024 TikTok「#CapCut」「A responder a @saymon_brasil」「A responder a @thaismoreiramore」「A responder a @sonhador202 #amigostiktok2024」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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