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【海外発!Breaking News】危険犬種「アメリカンブリーXL」10歳女児の首を狙って襲う 飼い主は違法に飼育(英)

TechinsightJapan / 2024年7月25日 17時11分

【海外発!Breaking News】危険犬種「アメリカンブリーXL」10歳女児の首を狙って襲う 飼い主は違法に飼育(英)

英サウスヨークシャー警察は現地時間22日、ドンカスターで10歳女児が大型犬「アメリカンブリーXL」に首を襲われ、入院中であることをFacebookで発表した。問題の飼い犬は無登録で、危険犬種を違法に飼育していた容疑などで3人が逮捕された。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えている。

サウスヨークシャー警察は22日午前10時15分頃、「女児が犬に襲われた」という通報を受け、ドンカスター郊外バルビーの住宅街に駆けつけた。

通報によると、10歳女児はアメリカンブリーXLが飼育されていた隣人宅の庭にいた時に襲われたそうで、首に深い裂傷を負った。この犬が狙ったのは女児の首で、まるで人形を振り回すかのように、頭を左右に激しく振っていたという。

同警察のFacebookに公開された女児の写真では、耳の下あたりが大きくパックリと開き、首の後方にも歯が食い込んだ痕が見て取れる。女児は酷く流血したものの、幸いなことに出血は止まり命に別状はなかったそうだ。

この件で、37歳の女、13歳と15歳のティーンエイジャー2人が「禁止されているアメリカンブリーXLを所持し、危険なほどコントロールが効かない状態にさせた」として逮捕された。37歳の女は児童虐待容疑もかけられたが、のちに3人とも釈放されている。

なお、『アメリカンブリー・ケネル・クラブ(THE AMERICAN BULLY KENNEL CLUB)』のウェブサイトによると、アメリカンブリーXLの成体は、雄のキ甲(体高の最も高い部分)が51~57センチ、雌は48~54センチとアメリカンブリーの中では最も体高が高いという。またがっちりした体格で、大きな個体では体重が60キロを超えることもあり、力が強い。ただ、もともとは闘犬だったアメリカン・ピット・ブル・テリア(ピットブル)を様々なブルドッグ種らと交配させて、穏やかな性格に改良した犬種とのことだ。

しかしながらイギリスではアメリカンブリーXLによる事故が相次ぎ、「社会への脅威となっている」として今年1月、繁殖、売買、贈与ができなくなり、2月からは無登録での飼育が禁止された。一方、すでに登録済の個体には、公の場でのリードと口輪の装着が義務付けられたが、女児を襲った個体は無登録で、捕獲後は警察の犬舎に留まったままだという。

この事故を受け、エマ・チェイニー警部(Chief Inspector Emma Cheney)は「今回の件は悲劇的な結末を迎え、女児が死亡した可能性もあった」と語り、次のように続けた。

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