1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【海外発!Breaking News】トルコで豊尻術などを受けた英女性が死亡 外科医は途中退席、麻酔科医が手術継続

TechinsightJapan / 2024年11月20日 20時9分

【海外発!Breaking News】トルコで豊尻術などを受けた英女性が死亡 外科医は途中退席、麻酔科医が手術継続

トルコ、イスタンブールのクリニックで昨年10月、約138万円(7000ポンド)をかけて豊尻術など3つの美容形成手術を受けた女性が死亡した。その検死審問が最近行われ、外科医が手術の途中で退席するなどという、驚くべき事実が明らかになった。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えた。

昨年10月2日、英南東部ハンプシャー、イーストリー出身のヘイリー・ドゥエルさん(Hayley Dowell、38)は、イスタンブールの「BHTクリニック」で豊尻術(ブラジリアンバットリフト、以下BBL)、腹壁形成術(タミータック)、脂肪吸引手術を受けた。

ヘイリーさんは夫ネイル・ドゥエルさん(Neil Dowell)と共に前日にトルコへ渡り、2日の手術の数時間後、3日午前0時頃にクリニック内で死亡した。血流内に外部から血栓、脂肪、細菌、空気などが入り込み、それが詰まることによる「塞栓症」を引き起こしていた。

ネイルさんによると、BHTクリニックはネットでリサーチして選び、トルコでトップ5に入る外科医を探し出して手術を受けた。そのクリニック名も、外科医にちなんで名付けられたものだったという。



今回、ハンプシャーのウィンチェスター検死官裁判所で行われた検死審問で、ネイルさんは「妻は手術の危険性について適切な説明を受けていなかった」と明かした。また、ヘイリーさんの母アンさん(Ann)は次のように語った。

「娘が同意したのは2つの手術だけだった。そのため、もう1つの手術についてはリスクを認識していなかった。」

ネイルさんは、ヘイリーさんがどの手術に同意しなかったのかについては言及しなかったが、「クリニックは妻が亡くなった後、同意書への署名を要求してきた」と述べた。さらに手術の時間や外科医の無責任な対応に対して懸念を示し、このように語った。

「手術は6時間の予定だったが、1時間45分に短縮された。外科医は手術の途中で退席し、麻酔科医に残りの仕事を任せていた。2つの仕事を同時に行うことは不可能だろう。」

なお、英国政府の情報サイト『GOV.UK』によると、2023年にトルコで何らかの医療処置を受けた後に死亡したイギリス人は6人おり、手術後に合併症を起こしたり、追加の治療や手術が必要になった人も少なくないと報告されている。

今回の検死審問を受け、検視官ニコラス・ウォーカー氏(Nicholas Walker)は、ヘイリーさんの死因について徹底的に捜査を行うことを約束し、同じ悲劇を繰り返さないための報告書を作成する意向を示した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください