【海外発!Breaking News】昨年のクリスマスイブに捨てられた足先のない犬、脚に重傷を負った飼い主と強い絆で結ばれる(英)
TechinsightJapan / 2024年12月27日 14時9分
昨年のクリスマスイブにイギリスの公園の駐車場で捨てられていた犬が、新しい飼い主のもとで暮らし始めて10か月が経過した。その犬は後ろ足の一部が欠損しており、脚に重傷を負ったばかりだった飼い主は、同じような苦境を共有する運命を感じ、引き取ることに決めた。英ニュースメディア『What’s the Jam』などが伝えた。
昨年のクリスマスイブ、英ロンドンの自然保護公園「トッテナム湿地」で散歩中の通行人が、駐車場に捨てられたブル・テリアの子犬を発見した。
ブリンドル(虎毛)の被毛を持つその子犬は、ガリガリに痩せて凍えており、白いレジ袋に入れられてきつく縛られ、動けない状態だった。また後ろ足の足先が欠損しており、発見者は衰弱しきった子犬を見て心を痛め、すぐさま動物愛護団体「RSPCA」に連絡を入れた。
子犬はその後、同団体と提携するフィンズベリー・パーク動物病院に送られてケアを受け、スタッフに“ドギー(Dougie)”と名付けられた。
実は、ドギーの足の一部が欠損しているのは生まれつきであると考えられている。RSPCAのスタッフであるニコラ・トーマスさん(Nicola Thomas)は、「小さな子犬がこんな酷い状態で、しかもクリスマスイブに心なく見捨てられ、置き去りにされるのを見るのはとても悲しいことでした」と当時の心境を振り返った。
また同日の夜、病院で当直をしていたエマ・イェランドさん(Emma Yelland)は、次のように述べた。
「かわいそうなことにドギーは当時、まだ生後数か月の子犬で、かなり混乱しておとなしくしていました。そして私たちスタッフが話し合いを行った結果、『この子は左後ろ足がないほうが、より快適に生活できるだろう』という結論に至りました。左後ろ足を使わずに動き回ることができたため、『ドギーは3本足のほうがうまく対処できるだろう』と判断したのです。」
こうして今年1月、ドギーは同動物病院で左後ろ足の切断手術を受けた。その後、英南部ドーセットにあるRSPCA「アシュレイ・ヘルス動物センター」でリハビリを行い、一時的な里親のもとで5週間を過ごし、その間にスタッフが新しい飼い主を探し始めた。
そして2月、ドーセットに住むカースティン・ダグラスさん(Kirstin Douglas、49)と、息子でQAエンジニアのクレイグさん(Craig、27)がネットを閲覧していた際にドギーのプロフィールを見つけた。
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