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【エンタがビタミン♪】B.B.キングの“偉大なるワンパターン”。ハマ・オカモトや浅野忠信も影響を受けたその魅力。

TechinsightJapan / 2015年5月19日 16時30分

ビートルズは解散後も世代を超えて音楽界に限らず影響を与え続けるが、B.B.キングはそれ以前からブルースの素晴らしさを人々に伝えてきた。日本のアーティストや俳優も世代にかかわらずその影響を受けているのだ。

記者がB.B.キングの音楽を初めて聴いたのは、1980年頃でアルバム『Blues Is King』(1967年)だった。中でもライブバージョンの『Night Life』に浸る間は60年代のアメリカにタイムスリップしたかのように感じたものだ。当時のバンドブームに乗ってジェフ・ベックやエリック・クラプトン、ロイ・ブキャナンなど様々なギタリストのレコードを聴いていたが、B.B.キングの丸くてみずみずしいギターの音色と、歌うように弾くフレーズに鳥肌が立ったのを覚えている。

その頃のギター雑誌に「B.B.キングの偉大なるワンパターン」という批評が載っていた。まだ若かったこともあり「ブルースギターの王様をバカにしているのか」と釈然としなかったものだ。だが、聴くほどにその意味が分かってきた。B.B.キングは歌とギターで自分の人生を伝えようとしているのであり、それがいつもブレていては逆に説得力がない。「ああ、B.B.キングだな~」と思わせる音こそが“偉大なるワンパターン”の力なのである。

ハマ・オカモトやROYそして浅野忠信がB.B.キングから学んだものはそれぞれで違うのかもしれない。しかし、聴いているうちに“偉大なるワンパターン”の魅力にとりつかれたはずだ。



※画像は『浅野忠信 tadanobu_asano Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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