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【イタすぎるセレブ達・番外編】<ディズニーが誇るケニー・オルテガ ロングインタビュー>「マイケル・ジャクソンは常に傍にいる」「ダンスは愛!」マイケルの想いを胸に新境地へ挑む。

TechinsightJapan / 2015年7月6日 20時55分



<ダンスは愛! ダンスは運命! 両親のダンス好きがケニー・オルテガの未来を築く>
―オルテガさんご自身についても少し伺わせて下さい。ご自身がダンスを始められたきっかけは何だったのでしょうか?
ケニー:今でもよく覚えているのですが、自分が幼い時、姉と2人の従妹が通っていたダンス教室へ母に連れられて行ったのです。その時、自分はステージのところに行き踊り出してしまい、母はそれを止めて連れ出そうとしたのですが、インストラクターの先生が「いいの、そのまま踊らせて」と言ってくれてずっと踊っていたんです(笑)。両親はダンスが好きで、家では常に音楽がかかっていました。レコードをかけると、父がクルクルと回りながら母と一緒に踊り、2人が本当に笑いながら楽しそうに踊っている光景を見て“自分にとってダンス=愛だ! ダンスは愛なんだ!”ということが分かりました。ただ、当時男の子がダンスをするというのは大変難しい時代でもありました。いじめられ周りに理解してもらえない、否定的でネガティブな経験もたくさんあったのですが、自分の気持ちの中では絶対これ(ダンス)は、自分がやること、やりたいこと、追求するもの、運命なんだと思い、屈せずやってきました。



<エネルギッシュなダヴ・キャメロンに太鼓判。「知性・深み・ユーモア」を兼ね備えた女優>
―主人公マル役にダヴ・キャメロン、マルの母親役にクリスティン・チェノウェスと出演者も話題になっています。主演のダヴ・キャメロンはどんな子だったのでしょうか?
ケニー:ダヴが幼かった頃、彼女の夢はクリスティン・チェノウェスと共演するということでした。今回クリスティンが彼女の母親役を演じると聞いて、大興奮してとても喜んでいましたね(笑)。ダヴには若い女優としての知性を感じました。彼女は人としての深みやユーモアもあり、彼女のエネルギーが部屋全体を明るくし、雰囲気をよくしてくれました。彼女のオーディションは15回くらいやっているのですが、毎回ずっと一貫した姿勢なのです。絶対にエネルギーが落ちることなく、私たちも“彼女だったら”と自信を持つことができました。



<ケニー・オルテガの作品の原点は「イマジネーションが現実を創造する」>
―前回来日された時に「イマジネーションを武器に新境地に挑みたい」とおっしゃっておられました。本作ではそのようなところが盛り込まれていますか? また3Dの撮影にも大変興味をお持ちでしたが、3D映像は使われましたか?
ケニー:(嬉しそうに笑いながら記者にケニー自ら握手を求める)私が耳にした時、心に残ったある表現があります。初来日した時だったと思うのですが、1970年代に“ザ・チューブス”というロックバンドの仕事をしていた時に「イマジネーションが現実を創造する」という言葉があり、とても心に残りました。『ディセンダント』にしても他の自分の作品にしても、自分の仕事の姿勢としては「自分のイマジネーション(創造性)を使いそれが現実になる」ということを念頭においています。視覚的にはCGなどの特殊効果は使っていますが、3Dは本作では使用していません。3Dにも魅了されていますが3D以降の4Kなど開発されている技術にも関心があり、10年後のこの世界はどうなっているか、映画もどうなっているのか興味があります。将来的には映画会社の作り手として自分の作品にも新しい技術を取りこんでいきたいと思います。今、関心があるのは自分自身を映画の中におけるという技術で、実際に手を伸ばしたら触れることができたりなど“拡張現実”というものであったり、技術が構築されていく発想や物を個人的に楽しんでいます。

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