【エンタがビタミン♪・番外編】石田長生さんの訃報にKenKenがコメント。「あなたまで逝ってしまうのですか」
TechinsightJapan / 2015年7月9日 11時11分
ギタリスト・石田長生さんの訃報を受けて、ベーシストのKenKen(金子賢輔)がツイッターで「あなたまで逝ってしまうのですか」と寂しさをつぶやいた。亡くなった父親のジョニー吉長はドラマーで、母親の金子マリは今も歌手を続けており、KenKenは子ども時代からミュージシャンに囲まれて育った。石田さんにもずいぶん可愛がられたことが分かる。
石田長生さんは1975年に、山岸潤史、北京一らそうそうたるメンバーでブルースバンド、ソー・バッド・レビューを結成して日本のブルースロックの先駆けとなった。その後、80年にR&Bバンド、The Voice&Rhythmを結成。そのメンバーに金子マリもいた。その石田長生さんが、2015年7月8日午前、食道がんのため62歳で亡くなった。
RIZEやDragon Ashをはじめベーシストとして活躍するKenKenが『金子 賢輔(kenken_RIZE)ツイッター』で「あんなにずっと可愛がってくれたじゃないか、またバカバカしい話してくださいよ」とやりきれない気持ちを伝えている。
今年の2月14日にはシーナ&ザ・ロケッツのシーナさんが他界している。シーナさんと金子マリはママ友でもあり、KenKenは子どもの頃によく遊んでもらったという。思い出のある人々の訃報が続くことから「あなたまで逝ってしまうのですか」という言葉が出たのだろう。彼は石田長生さんに「今までありがとう。ジョニーによろしくね」と挨拶していた。
石田長生さんはギタリストとしてはもちろんだが、味のあるボーカルも人々の心をつかんだ。ザ・バンドの『The Weight』やボブ・マーリーの『No Woman, No Cry』、ビートルズの『Help!』なども日本語訳で彼らしく歌い上げる。
ブルースやファンキーなギターを弾くイメージがあったが、ある時、テレビで放送されたライブイベントで登場した石田長生さんがジミ・ヘンドリックスの『パープル・ヘイズ』を弾きだした。本家とはまた違ったギタープレイに聴き入った記憶がある。アコースティックからハードロックまで“石田長生”サウンドにしてしまう本物のアーティストだった。
『石田長生(ishiyan0725)ツイッター』では、今年の2月3日に「ソーバッド・レビュー時代の相方、山岸潤史とデュオでライブ♪ 珍しいこっちゃ、久しぶりやな山岸!」と嬉しそうにつぶやいていた。やはり日本のブルースロック界を牽引した山岸潤史は現在、米・ニューオーリンズに移住して活動している。
2月には「無念…シーナ、安らかに眠って下さい」、5月には「今日は忌野清志郎の7回忌…」「Mr.B.B.Kingの訃報を知った。具合が悪かったのは知っていたがとても悲しい…」と心を痛めながら、自身もがんと闘病していた石田長生さん。ご冥福を祈る。
※画像は『twitter.com/ishiyan0725』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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