【エンタがビタミン♪】小雪、宮本亜門の舞台で復帰。「母として女性として」神の子が君臨する巫女役で今の自分を重ねる。
TechinsightJapan / 2015年7月31日 10時30分
30日、東京・明治記念館にて上賀茂神社(賀茂別雷神社)第四十二回式年遷宮奉納劇『降臨』制作発表会見が行われた。今月8日、松山ケンイチとの第三子を出産した女優・小雪が、宮本亜門演出にて世界文化遺産の上賀茂神社(京都)で上演される日本初の“奉納劇”にて復帰する。
京都最古の神社である上賀茂神社は今秋、修復を伴った42回目となる式年遷宮を迎える。遷宮の時期に境内での奉納劇を依頼されていた宮本は、上賀茂神社(賀茂別雷神社)に古くから伝わる「山城国風土記」に感銘を受け舞台化を決意したと語った。また、風土記には珍しく処女懐胎の物語が伝えられ、上賀茂神社に奉られる“賀茂別雷神”の母となる「賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)」を奉納劇の主人公にしたと明かした。
“玉依”(たまより)は“巫女”を示し、「一人の巫女」が神の導きにより子を宿し母となり母であるが故の試練を乗り越え、我が子が大いなる神になる姿を慈しみながら見守り続けて生きていく姿を描く。
この「賀茂玉依比売命」に抜擢されたのが、実生活でも3人の子供の母である小雪だ。小雪本人とはまだ会ったことがない宮本だが、「透明感があり清潔感もあって、この劇は神の子が君臨するストーリーでそれを語る役には、子供への愛情あふれる小雪さんがイメージにぴったり」と彼女に決めた理由を語った。
今月に出産したばかりの小雪は今回の会見には出席できなかったが、以下のメッセージを会場に送っていた。
「この度ご縁を頂きまして、語り部として奉納劇に参加させて頂きます。風土記の中の玉依姫の物語を知り、母としてまたひとりの女性として、この奉納劇に携わらせて頂くことを光栄に思います。式年遷宮という先人が守り伝えてきた日本の伝統を多くの方々に知って頂き、次の世代へ繋げていくきっかけになればと思っています。」
「音楽」「舞」「語り」で構成される新たな神聖な儀式のような舞台、第四十二回式年遷宮奉納劇『降臨』は10月23日から25日、上賀茂神社(賀茂別雷神社)境内 特別野外会場にて上演。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)
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