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【エンタがビタミン♪】<鼓童インタビュー>鼓童×坂東玉三郎 作って壊す新しい日本伝統芸能・和太鼓が熱い!

TechinsightJapan / 2015年9月29日 21時25分

■舞台への意識が集中
―2012年に坂東玉三郎氏を芸術監督として迎え、今までの“鼓童”との変化はありましたか?
船橋:舞台へ向かう意識がさらに集中していると思います。食べることや生活全てに関し“舞台に繋げなさい”という教えはグループ全体として浸透し大きく変わってきていますね。



■戸惑い葛藤を経て意識の改革から自由になれた
―玉三郎さんの演出は大変なこともありますか?
船橋:僕らにとっては(笑)。でもそこが意識の改革で、一回やってみようかなというところが非常にスムーズにみんなの中で行くようになりました。最初は本当にビックリして戸惑い葛藤もありましたが今、自由になって一回やってみたらいいんじゃないか? お客さんが喜んでいただけるならそれは正解では?と思います。

「鼓童ワン・アース・ツアー」は2012年の“伝説”に始まり“神秘”“永遠”、そして11月から“混沌”へと繋がる。前ツアー“永遠”では50種類以上の楽器が舞台を彩る。

■こだわりの解放が自由な発想へ
―“混沌”ではドラムを取り入れた舞台になるとのことですが。
船橋:ドラムやティンパニーを入れてみて、真剣に向き合うことで太鼓ってこういう魅力があったねと気付いたり、それまでなかった面白いことが広がる。考えて実現できるきっかけになっています。こだわりを解くことで自由な発想ができています。

■“混沌”とした中から気持ちのいい音楽を感じる
―今までと違うものを受け入れることに対しての想いはどうでしょうか?
船橋:作品を作るスピード感が増してその要求、使う楽器もどんどん増えているのでそれをどう扱っていくのか戸惑いはあります。一音を聴いてから楽器が増え、リズムによりさらに広がってタイトル通り“混沌”としていますよ(笑)。ぐしゃぐしゃした“混沌”とした中から気持ちのいい音ができた時にこの作品が消化していくのかなと思います。

■大変だが幸せな時間
―作品ができあがるまでにかかる期間はどれくらいになりますか?
船橋:今は1年くらい。玉三郎さんがこんなイメージがあると考えはじめてからは2年。舞台をやりながら次の舞台を考えて、それは大変ですが幸せな時間でもあります。じっくり物を作り、作っては壊しツアー中もお客さんの反応を見ながら練りこんでいくので、作品としては面白いものができています。



―では最後に“鼓童”のここを観て!聴いて!を一言頂けますか?
船橋:太鼓の魅力は目で見て肌で感じるものなので是非生でご覧いただけるといいですね、YouTubeなどでは伝わらないものなので。今回は、僕たち自身で思い描いている太鼓の概念を僕たちも一回取り払った舞台をお届けしますので、一度会場で体感して楽しんで頂きたいと思います。

漆久保:観たら「凄い好きになりました」というお客様が多くいらっしゃいます。鼓童の舞台を知らない方にも、観る機会をゲットして欲しいです。海外の人に日本の文化を教える時に“和太鼓”を挙げたり、日本の音楽で踊るバーがあったり、いつかは自国の音楽で楽しめる世の中がきたらいいなと思います。

『鼓童ワン・アース・ツアー2015~混沌』 12月19日(土)から23日(水・祝)
文京シビックホール 大ホール
http://www.kodo.or.jp

(TechinsightJapan編集部 うめ智子)

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