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【エンタがビタミン♪】<中村倫也インタビュー>「カメレオン俳優」が語る“役者の醍醐味”とは?

TechinsightJapan / 2016年2月27日 21時25分

■羨ましいぐらい不器用な市原隼人
―市原さんが演じたのは、温人(中村倫也)が唯一心を開くキーパーソンでしたね。
中村:市原くんとは同い年なんですよ。人間として役者としてタイプが真逆で楽しかったですね。褒め言葉ですが、羨ましいぐらい不器用だったんですよ。台詞だったり行動だったり、腑に落ちていないと動けない。(そういうときは)何回も監督と話したり、自分で現場で確認したり、それで腑に落ちたときはすごい推進力があるというか、それって大事なことだと思うんですよね。一緒にいて得ることも多かったし、もっと同じシーンがあったら良かったなと。

■頼もしくなった佐々木希は珍しい存在
―佐々木希さんは共演シーンも多かったですが、今回の印象はいかがでしたか。
中村:昔から知っているんですけど、頼もしくなったなと。おじさん目線になっちゃう(笑)。素直な普通の秋田の娘(こ)というか(笑)。すごく真面目だし。難しい役なんで、すごいなって思いました。



■「カメレオン俳優」と称されるワケは?
―今作はこれまで数々のCMを手がけてきた柳沢翔さんの初めての長編監督作品でした。現場はいかがでしたか。
中村:現場は濃密すぎて。どの作品でも初日に監督と匂いを共有するって大事だと思うんですよね。言葉で擦り合わせなくても同じ方向を向けるというのが、割と僕は早くできた気がしています。

―その順応できるスピードの速さが、どんな役にも染まる「カメレオン俳優」と言われる理由なのでしょうか。
中村:分かんないです(笑)。速いと思っていないですし。「カメレオン俳優」ってどういうものなのか。うーん、どの役も全部違う人物なので自分なりに真正面に向かい合ってやってて、いろんな役やるのが好きなんで、自分の思う関わり方でやっているだけなんですけど。分かんないですねぇ。色気があるとか言われる方が嬉しいですね(笑)。

■役者として10年。30代はどうなる?
―昨年、俳優として10年という節目を迎えましたが、この10年はいかがでしたか。
中村:人間として役者として若いうちにいろんな失敗をさせてもらったんで、それが良かったと思います。「何事も10年やってみろ」という先人の言葉がありますけど、10年やって見えてくることもあるし、10年やってさらに見えなくなることもありますし、面白いなと思いますね。この先の10年がどういう風になるのか、楽しみと不安が50、50ですね。

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