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【海外発!Breaking News】ガーデニング時の擦り傷が原因で敗血症に 5日後に女性が死亡(英)

TechinsightJapan / 2016年10月9日 14時0分

【海外発!Breaking News】ガーデニング時の擦り傷が原因で敗血症に 5日後に女性が死亡(英)

先日、敗血症が原因で生後12か月の息子を失った母親のニュースをお伝えした。敗血症は細菌やウイルス、真菌などが原因で起こる全身への感染症で、世界では約2700万人が羅患しそのうち約800万人が死亡していると言われているほど、致死率の高い疾患だ。敗血症になると臓器不全や呼吸困難、中枢神経障害などを引き起こす。一方で思わぬことがその原因になる場合がある。英エセックス州の2児の母親は、ガーデニングの時にできた擦り傷が原因で、敗血症に感染し帰らぬ人となってしまった。

エセックス州ビラリキーに住む2児の母ルシンダ・スミスさん(43)は2015年3月27日、ガーデニングの最中に手の甲を掻いたことがきっかけで、その擦り傷が感染症を起こし敗血症に罹患した。

ルシンダさんにはメーガンちゃん(9)とジョージ君(6)という2人の子供がおり、婚約者のダレン・オニールさんとの結婚を心待ちにしていた。しかし2人で家を購入したばかりという昨年、悲劇は突如起こった。

ガーデニングの際についた、小さな手の甲の擦り傷が原因になろうとは思ってもいなかったルシンダさんは数日後、肩に痛みを感じるようになった。かかりつけのクリニックへ行ったところ、医師は痛みを和らげるための薬を処方し、理学療法士に会うように指示した。

3日後、ルシンダさんの容態が悪化。地元の緊急外来へ行き、血液検査をしたところ敗血症に感染していることが分かった。すぐに集中治療室で静脈内に直接抗生剤を入れる治療が施されたが、ルシンダさんはその2日後にトキシックショック症候群を起こし、息を引き取った。

姉のキャロラインさん(49)は「もし、ルーシー(ルシンダ)がクリニックの医師に診てもらった時に血液検査を受けていれば、こんなことにはならなかったでしょう。彼女の2人の子供たちも素晴らしい母親を失わずに済んだのです」と英紙『Daily Mail』に語っている。

また、ルシンダさんの母シャーリーさん(76)も「娘がクリニックで診察を受けたのは、いつものかかりつけの医師ではなく別の医師でした。その医師は、痛みを和らげて筋肉を緩和させるために娘に抗うつ剤を処方したんです。血圧すら計ってもらえませんでした。医師は患者にそうした検査をするべきです」とルシンダさんへの対応が不十分であったことを述べた。

シャーリーさんによると、ルシンダさんはその後、セカンドオピニオンを求めて別のクリニックへ足を運んだ。そこの医師はすぐにバジルドンにある緊急外来へ行くように指示し、病院で初めて血液検査と血圧測定が行われたところ、敗血症が発覚したのだ。

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