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【海外発!Breaking News】「チョコ」と偽り4歳児に複数の薬物投与、死亡させた母親(英)

TechinsightJapan / 2016年12月18日 16時23分

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ドラッグディーラーとの恋を邪魔されたくない。そんな邪心が我が子を死に追いやった。2013年に英ハルで起こった事件についての裁判がこのほど開かれ、改めて母親が4歳の娘にした残虐な行為が明るみに出た。

2013年の6月、ポピー・ウィディソンちゃんは短い4年の生涯を閉じた。死因は心停止だった。

母親のミカーラ・パイク被告(37歳)は、ドラッグディーラー(薬物密売人)のジョン・リッティング被告(40歳)との恋愛で4歳の娘ポピーちゃんが邪魔になった。

2人が性行為に及んでいる間、邪魔されたくないと思ったパイク被告は、ポピーちゃんを眠らせるためにジアゼパムの青い錠剤を飲ませていた。パイク被告はこの錠剤を(チョコレートの)「ブルー・スマーティーズ」と偽っており、リッティング被告に「あの子の好きな『ブルー・スマーティーズ』を用意しておいて」と告げた記録が証拠として残されている。

さらにポピーちゃんの毛髪から、モルヒネ、コデイン、ケタミン、ヘロイン、メタドンなどの薬物が検出されたことも明らかになっており、8か月にわたってかなり複数の薬物と関わっていたのだ。

裁判では、安全ではない環境に子供をおいていたことは認めたものの、ポピーちゃんへの身体的な虐待行為や薬物投与を当初は否定していたパイク被告であったが、裁判が進むにつれてリッティング被告がポピーちゃんにヘロインを投与していたと供述し始めた。

だが後にリッティング被告はそれを否定。検察官のデイビッド・ゴードン氏によると、パイク被告の供述も二転三転しているという。ゴードン氏が「娘の舌が(薬の色で)青くなっていることに気付きながらなぜ警察を呼ぼうとしなかったのか」と問い詰めるとパイク被告は「頭が朦朧としていた」と述べ、薬を与えたのは自分ではないと主張した。

リンカンシャー北東部にあるグリムズビーのリッティング被告の部屋は、常に薬物が散らばり汚れた状態であったという。ポピーちゃんが亡くなった後も、1000点以上のドラッグが見つかっている。ポピーちゃんはソファーの上で心停止の状態で発見された。

また裁判ではパイク被告がポピーちゃんに対して、平手打ちをしたり罵詈雑言を浴びせていたこともわかった。本人の供述では、リッティング被告とは9か月前に知り合ったという。最初の頃は娘ともうまくいっていたが、ポピーちゃんが実の父親に会うようになってからは関係が変化し、次第にポピーちゃんを邪魔者扱いするようになったようだ。

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