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【海外発!Breaking News】またクリスマスを逃してしまう…「眠れる森の美女症候群」女性の苦悩(英)

TechinsightJapan / 2016年12月18日 14時32分

【海外発!Breaking News】またクリスマスを逃してしまう…「眠れる森の美女症候群」女性の苦悩(英)

世界で1,000人ほどが患っているとされる「クライン・レビン症候群」は別名「眠れる森の美女症候群」とも呼ばれ、その名の通り眠り続ける不治の病だ。その症状は数日から数週間にわたり、連続した睡眠状態と睡眠障害を伴うと言われる。このほど英紙『Mirror』が、あるイギリス人女子大生はこの病によって「今年のクリスマスも、楽しみを睡眠に奪われないか」と不安になっていることを伝えた。

英ノーサンプトンシャー州ウェリングボロー出身の大学生、ジェマ・ガーファースさん(21歳)は「クライン・レビン症候群」を患っている。

非常に稀な神経疾患であるこの奇病は、過去に男性のみが発症するという報告もあったが、最近では女性の患者も判明し「眠れる森の美女症候群」と呼ばれて一般的に知られるようになった。原因は今のところ解明されておらず、極度の疲労や妄想、ヒステリックな態度やストレスなどを生じさせると言われている。

ジェマさんは2011年2月、15歳の時に母親のマンディーさん(45歳)とショッピングに出かけた際に居眠りをしたことがきっかけで病状が発覚した。その日の夜、うつらうつらと夢の中にいるような感覚になったジェマさんは、同じことを繰り返すなど態度も奇妙だったため、心配になったマンディーさんがNHS(英国営医療サービス)の緊急コールセンター「111」へ連絡、ジェマさんは救急車で病院へ搬送された。

病院では血液検査や尿検査、心拍や脳波のチェック以外に、腰の骨に小さな穴を開けることで脳脊髄液を採取し、髄膜炎、脳腫瘍、くも膜下出血などの診断をする「腰椎穿刺(ようついせんし)」と呼ばれる検査も行われた。ジェマさんは病院に運ばれるや否や深い眠りに落ち、そのまま14日間も眠ったままになってしまった。

その後5か月間で、ジェマさんは2回も長い眠りに落ちたという。そして数回にわたる検査の結果、同年8月にようやく「クライン・レビン症候群」と診断された。

この奇病によりジェマさんは普通の生活を送ることが困難になり、大学も数週間休まなければならないこともあった。ジェマさんが睡眠障害に陥っている間は、マンディーさんに1日に2度起こされて食事とトイレを済ませるという。

そして2013年の12月22日、自室でクリスマスプレゼントを包んでいた時にも睡眠に襲われた。家族や親戚が集まり楽しく食事やプレゼント交換をしていた最中にジェマさんは1週間眠り続けてしまい、楽しみにしていたクリスマスを逃してしまった。

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