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【海外発!Breaking News】アパートのベッド下から23億円分の紙幣 ネズミ講資金のマネーロンダリング(米)

TechinsightJapan / 2017年1月29日 13時57分

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このほど米マサチューセッツ州のあるアパートで、何の変哲もないマットレスの下から大量の束となった100ドル紙幣が発見された。その額は驚くことに2千万ドル(約23億円)。有名なネズミ講事件に関するマネーロンダリングが行われる寸前であったことを『ABC News』などが伝えている。

マットレスを乗せる木のフレームの下から大量の100ドル紙幣、計2千万ドルが発見されたのは、ボストンから数十km西に位置するマサチューセッツ州ウェストボロのあるアパート。30億ドル規模のピラミッド・スキームに関する捜査で連邦捜査局の職員が部屋を急襲したもので、これらの現金は香港経由で資金洗浄を図った後はブラジルに送られる予定であったという。

ピラミッド・スキームとは、下位会員を募集して彼らから得た資金を上位会員が“高配当”として受け取る、日本でいえばネズミ講、マルチ商法などと呼ばれる類の詐欺である。このたびの詐欺は、IP携帯システムを普及させた米・中堅インターネット電話会社「TelexFREE」(すでに破綻)が数年前に始めたネットワークビジネスで、ブラジルだけでも数百万人のメンバーを集めていた。

2千万ドルの現金発見により、マネーロンダリング行為への参画を認めたブラジル国籍のクレバ・レネ・リゼリオ・ホッシャ(Cleber Rene Rizerio Rocha)という28歳の男が訴追となったが、国外逃亡の可能性があることから保釈保証金の設定はなされていない。また首謀者であるジェームズ・メリルは昨年10月に詐欺罪にて訴えられ、来月にも刑を言い渡される予定だが、共謀者のCarlos Wanzelerは今なおブラジルで逃亡生活を送っているもようだ。

出典:http://abc7.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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