【エンタがビタミン♪】高見沢俊彦がクラシックと華麗に融合 『INNOVATION CLASSICS 2017』東京公演レポート

TechinsightJapan / 2017年2月14日 11時30分

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THE ALFEEの高見沢俊彦と世界的指揮者の西本智実氏がタッグを組んだ『INNOVATION CLASSICS 2017』東京公演が、11日・12日に東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催され、両日で約4000人の観客を、クラシックとロックが融合した“革新的クラシック”の世界にいざなった。2日目の12日を取材した。

昨年2月に同ホールで開催され、好評を博した『INNOVATION CLASSICS』。世界で活躍する指揮者・西本智実氏が、この企画には「高見沢俊彦さん!」とオファーして実現した公演だ。ハードロックのイメージが強い高見沢だが、当時の男子小学生にしては珍しくピアノを習っていたこともあり、実はクラシック好きな一面も持ち合わせている。実際にTHE ALFEEは過去にアルバムやライブでクラシックとコラボレーションしている。THE ALFEEの楽曲とクラシックを融合させたアルバムをこれまでに3枚リリース、ライブでは楽曲の導入などにクラシックを用いることもある。ただこれまではTHE ALFEEの世界にオーケストラを招いてのコラボレーションだったが、『INNOVATION CLASSICS』では高見沢がクラシックというフィールドにソリストとして乗り込んでいくという違いがある。



今年2年目となる『INNOVATION CLASSICS』東京公演2日目では2曲目の演奏が始まると、イルミナートフィルハーモニーオーケストラの後方に作られた専用ステージにギターを手にした高見沢が現れた。指揮者の西本氏とちょうど真正面で向き合う形となる。白を基調にした衣装の高見沢が、黒をまとった西本氏と奏者たちから浮かび上がる。高見沢は一曲ごとにギターを替え、ソリストとしてエモーショナルなギターソロやスピード感あふれる速弾きを披露、昨年の再演となるムソルグスキー:ラヴェル編曲 組曲「展覧会の絵」やヴィヴァルディ:「四季」より『夏』第3楽章などでクラシックとロックを華麗に融合させた。

また、今年の公演ではTHE ALFEEの楽曲から2曲ずつ演奏するのも聴きどころだ。11日は「星空のディスタンス」と「Masquerade Love」が、12日は「恋人達のペイヴメント」と「Orionからの招待状」が披露された。1984年リリースのヒット曲「恋人達のペイヴメント」は、サビの高見沢のハイトーンボイスが印象的なバラードだが、この日はボーカルの代わりにストリングスの美しい音色が場内に響き渡った。一方、2015年末リリースの最新アルバムに収録されている「Orionからの招待状」はTHE ALFEEならではのコーラスやスイッチボーカルを駆使した疾走感あふれる一曲だ。これをこの日はオーケストラとともに曲の持ち味であるスリリングな展開をダイナミックに表現した。



すべての演奏が終わると、割れんばかりの拍手とともに観客たちが次々に立ち上がり始めた。ステージ後方から前に出た高見沢は、西本氏とがっちり握手を交わす。そしてオーケストラの奏者たちに向かい高見沢がこぶしを突き上げると、彼らも「オー」というように一斉にこぶしを突き上げて呼応した。これには客席からも和やかな笑い声が漏れた。今度は客席に向けて何度も両手をあげる高見沢に、観客も両手をあげて応え、高見沢と観客が名残惜しそうにしばらくこのやり取りを楽しむ一幕もあった。

デビューして42年、現在62歳の高見沢俊彦だが、現状に甘んじることなくチャレンジ精神を忘れない彼だからこそ、長年ステージの上で輝き続けられるのではないか。同公演は、3月11日・12日に大阪・フェスティバルホールでも開催される。

写真撮影:加藤千絵(CAPS)
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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