【海外発!Breaking News】乳児が母の乳がんを察知 母乳を突然飲むのをやめた息子に命を救われた母(英)
TechinsightJapan / 2017年2月28日 8時1分
ある日を境に母乳を飲まなくなった息子を見て、母はふと不安になった。病院へ行っても「異常なし」と言われるばかりだったが、3か月後に乳がんが発覚した。医師も見つけられなかった乳がんを真っ先に察知したのは我が子だった。そのおかげで母は現在治療を受け、命が救われることとなった。英紙『Metro』が伝えている。
母の直感は鋭いというが、子の直感もそれに勝るとも劣らない。英スタフォードシャー州に暮らすサラ・ボイルさん(26歳)が最初に右胸のしこりに気付いたのは2013年の1月だった。GP(一般診療)で診断を受けたところ「良性の嚢胞で問題はない」と言われた。
その後サラさんは、2015年に夫スティーヴンさん(28歳)との間に第1子を授かり、2016年2月に健康な男児テディ君を出産した。母乳育児をしていたサラさんは、テディ君が生後5か月の時に右胸の母乳の出が悪いことに気付いた。
よく見ると右胸だけがなんだか萎んで見える…そう思ったサラさんはヘルスケアアシスタントに連絡を取ったが「よくあることだから特に心配はいらないですよ」と言われただけで終わってしまった。
しかしテディ君が6か月になった時、完全に右胸の母乳を飲まなくなった。姿勢を変えて無理に飲ませようとしてもぐずってサラさんを叩こうとするだけで、右胸の母乳を一切欲しがらなくなってしまったのだ。心配になったサラさんは再度GPへ出向き、ひょっとして嚢胞と関係があるのではないかと医師に訊ねたが、ここでも「問題ない」という返答だった。
数か月間、なんとかテディ君に右の母乳も飲んでもらおうと努力したものの、テディ君は一切飲もうとはしなかったそうだ。そしてテディ君が生後8か月の時にサラさんは再びGPを訪れ、どうかスキャン検査をと願い出た。
実はサラさんは2013年から4年の間、5回もスキャン検査を受けている。嚢胞の大きさが微妙に変化していることに気付き、念のために検査をしてもらったのだが、いずれも「ホルモンによるもの」「悪性ではない」という診断ばかりであった。
これまで不安を抱えながら生活して来たサラさんは昨年11月、ようやくロイヤル・ストーク大学病院で超音波検査を受けることができたが、その後すぐに医師から生体組織検査を受けるようにすすめられた。そして2週間後の検査の結果、サラさんは若い女性には非常に稀な「トリプルネガティブ乳がん」のグレード2だと診断された。
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