【テック磨けよ乙女！】人気スタイリスト辻直子に学ぶ ベーシックアイテムに「袖のロールアップ」「長いピアス」

女性誌『BAILA』『VERY』などで活躍し、井川遥、辺見えみりなどのスタイリングも手がける、人気ファッションスタイリスト辻直子さん。フェミニンで上品なコーディネートが多くの女性から支持されている辻さんが、イベントに出演して一般女性を丸ごとスタイリングした。そこから、この春に取り入れたいファッションテクニックを学んでみたい。

ルミネアプリ「ONE LUMINE」のユーザーへ向けたプレミアムサービスとして、2月18日に「ONE to ONE」のイベントが実施された。応募者の中から選ばれた人だけが、スペシャルな一日を過ごせるというもので、今回は人気スタイリストの辻直子さんが2組の「ONE LUMINE」ユーザーをルミネでスタイリングすることになった。

この日、辻さんがスタイリングするのは、「黒・グレー」の手持ち服が多く、いつも同じようなトーンになってしまうというAさん。辻さんは「ベーシックなアイテムやカラーでも、素材感の違うものを合わせるか、ドレープを使ってシルエットに立体感を加えるだけで、全然印象は変わってきますよ。原色を挿し色に使うのもおすすめです」とアドバイスした。そして「ベーシックアイテムでも袖をロールアップするだけで、雰囲気は全然違ってきます」と辻さんが袖を折り返して、肌の露出加減や全体のバランスを見て“スラッと見えるように”微調整すると、Aさんはこなれた着こなしに驚きの声をあげた。ベーシックアイテムに「赤」と「黄色」を挿し色に。カジュアルな印象も取り入れつつ、縦ラインが綺麗に見えるロング丈シャツでエレガントさもキープするという、辻さん流『6割コンサバ』スタイリングの完成だ。



また辻さんは「苦手な色は茶色」というAさんに、もうひとつのスタイリングを提案した。インナーとボトムスは濃い目のトーンに、アウターは薄めの色にして、ピンクベージュ系統でグラデーションすると、スラッとした印象はそのままに、柔らかな雰囲気が出た。ベージュのセットトレンチコートは、袖の着脱でジレとしても使える。



どちらかのスタイリングを丸ごとプレゼントされると聞いたAさんは、迷いに迷って2番めのトレンチコートとガウチョパンツのスタイリングを選んだ。そこで今度はこれに合うアクセサリーを選びに辻さんと館内のショップへ。「ゴールド系で、細身な線描モチーフのピアスがおすすめです」という辻さんはここで「長いピアス」を提案した。「縦のラインが肩の近くでゆらゆら揺れると、見るたびに表情の動きがあって華やか。光が反射して顔周りを綺麗に見せてくれる効果もありますよ」と説明を受け、「ベーシックスタイルに合わせるなら、“ちょっとうるさいかな？”と思うくらいのゴージャスさがあっても良いと思います！」と心強いアドバイスもあり、Aさんは普段の好みから少しだけ冒険したピアスに決めた。最後に辻さんからのサプライズで、Aさんとのコラボバッグをカスタムオーダーで作ることを聞かされて、Aさんは思わず感涙してしまった。



この日の辻さんのスタイリングから「ベーシックアイテムでも袖をロールアップするだけで、雰囲気は全然変わる」「ベーシックスタイルに合わせるなら、アクセサリーはゴージャスに」などの誰もが実践しやすいテクニックを学べた。重いコートを脱いで、軽やかなお洒落が始まるこの時期に、早速取り入れてはいかがか。
（TechinsightJapan編集部　高沢みはる）