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【海外発!Breaking News】ダウン症の2歳児 英ディスカウント量販店「マタラン」の顔に

TechinsightJapan / 2017年3月22日 17時8分

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美しさの基準とは何であろうか。人はそれぞれサイズや形、能力も違うものだがそれは個性となり、その人だけが持つ美しさとなって輝く。このほどイギリスのディスカウント量販店「マタラン(Matalan)」が、キッズモデルに2歳のダウン症の女の子を起用し話題となっている。『independent.co.uk』など複数のメディアが伝えた。

「リリーの写真を地元のマタランの店で見た時は、涙が止まりませんでした。『リリー、よくやったね』って…。心からあの子を誇りに思ったわ。私たちの娘にはできないことはないの!」

そう力強く語るのは、ロンドン郊外のソウブリッジワースに住むヴィッキー・ベッドルさん(37)だ。2歳になる娘のリリーちゃんはダウン症児だが、このほど「マタラン」のToddler(3か月~5歳)部門のモデルとしてデビューした。リリーちゃんのとびきりの笑顔の写真は、英マタラン217店舗の壁に大きく引き伸ばされて飾られている。

ヴィッキーさんは「マタランがダウン症であるリリーをモデルに選んでくれたことは、私たち家族にとって最高の出来事でした」と嬉しさを隠せない様子だ。

ヴィッキーさんと夫のエディーさん(44)はリリーちゃんの写真が店舗に飾られた最初の日、その出来栄えを確認するために家族で地元のマタランに足を運んだ。店に足を踏み入れるや否やリリーちゃんはすぐに自分の写真を見つけ、エディーさんに肩車されると写真の前でポーズを決めて見せたという。

実はマタランがダウン症児をモデルとして起用するのは、リリーちゃんが初めてではない。「いろんなモデルがいてもいいのでは?」という母親からの手紙を受けて2016年、4歳のロージー・ダニエルちゃんがカタログモデルとしてデビューしている。

リリーちゃんの起用は“ダウン症児をモデルに”と決めていたマタランが、代理店を通してエセックス州ハーロウにあるダウン症の人々をサポートするチャリティ団体「Harlow charity Upwards with Downs」と交渉して実現した。リリーちゃんが活躍できる素晴らしいチャンスだと二つ返事で引き受けたヴィッキーさんは、娘についてこう語っている。

「ダウン症と一言でいってもそれぞれに個性があって、思った以上に大変な時があります。撮影は11月下旬に行われましたが、あの子がきちんとモデルの仕事をやり遂げたことは素晴らしいことです。」

「リリーは今までのモデルとは違ったスタイルを作り上げてくれたと思います。まさに『インクルージョン(社会的一体性)』の時代の象徴なのです。」

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