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【海外発!Breaking News】ロンドンテロ実行犯の52歳男、かつて過激派関与の疑いで捜査対象に

TechinsightJapan / 2017年3月24日 10時55分

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3月22日に発生した英ロンドン・ウェストミンスターでのテロ事件は、実行犯を含む4人の死者と40人以上もの負傷者を出す惨事となった。3月22日といえば昨年、ベルギーの首都ブリュッセルのブリュッセル空港とマールベーク駅で発生した連続爆破テロ事件と同日であることも英紙『Metro』などで伝えられた。

ロンドンの中心地、ウェストミンスターの国会議事堂を目の前にして起こったテロ事件。22日午後2時40分頃、テムズ川にかかるウェストミンスター橋で黒の車が暴走し、橋を渡る通行人の中に突っ込んだ。その後車は国会議事堂を囲んだフェンスに追突し運転していた男は敷地内に侵入、さらに所持していたナイフで警護にあたっていた警察官を刺殺した。目撃者によると、敷地内で警察官が発砲した銃声が3発ほど聞こえ、犯人のハリド・マスード(Khalid Masood、52歳)が2人目の警察官を狙ったところで、武装した別の警察官らによって射殺されている。

観光客で賑わうはずのウェストミンスター地域が、一気に凄惨なテロ事件の現場と化した。橋の上では車に撥ねられた人々の救助活動が続けられた。被害者にはフランスから遠足で来ていた小学生らの姿もあったという。救急救命士以外にも通行人らが怪我人にCPR(心肺蘇生)を施す姿も見られ、懸命な救助活動が行われたようだ。

なお現場はロンドンメトロポリタン警察によって封鎖され、ウェストミンスター橋や国会議事堂などロンドンを一望できる場所にある「ロンドン・アイ(観覧車)」に乗っていた観光客らも、セキュリティ上の都合により一時期は観覧車の中に閉じ込められてしまったという。

ロンドン市民を恐怖に陥れた22日から一夜明けて、メトロポリタン警察当局はミッドランズ警察の協力のもとロンドンやバーミンガムなどイギリス国内の6か所を強制捜査し、テロに関係する8人を逮捕したことが複数のメディアで伝えられた。プレスアソシエーション(英通信協会)は「22日のロンドンでテロ行為をした男がこの場所に住んでいた」と報じているが、警察側は「犯人は、国際テロに影響を受けた単独犯である可能性が強い」と発表している。さらにテリーザ・メイ首相は23日、犯人の男について「英国生まれで、過激派に関与した人物として過去にMI5(英保安局)の捜査対象になっていた」と公表した。

テロの犠牲となり命を奪われた警察官キース・パルマー巡査(48歳)は、犯人の攻撃を阻止しようとして首を2か所刺され帰らぬ人となった。巻き込まれた通行人で命を落とした2人は50代の米国籍の男性カート・コックランさん(Kurt Cochran)と43歳の英国生まれのスペイン人女性アーイシャ・フレイドさん(Aysha Frade)であることが判明しており、アーイシャさんは8歳と11歳の子供を学校へ迎えに行く途中であったそうだ。

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