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【海外発!Breaking News】骨肉腫の20歳女性 「美しく死にたい」と自らの葬儀を計画し旅立つ(フィリピン)

TechinsightJapan / 2017年4月24日 21時9分

【海外発!Breaking News】骨肉腫の20歳女性 「美しく死にたい」と自らの葬儀を計画し旅立つ(フィリピン)

若くして自分が余命わずかだと知った女性は、大好きな映画のように美しく最期を飾るため家族に遺志を伝えた。そして彼女の旅立ちは映画に負けないほど美しいものとなった。20年という短い人生を終えた女性の願いを叶えた葬儀が執り行われたことを英紙『Mirror』が伝えている。

4月21日、フィリピン南部のダバオ市にて骨肉腫でこの世を去ったレイシーン・プレガンタさん(享年20)の葬儀が行われた。

2016年に上映されたフィリピン・コメディ映画『Die Beautiful』にインスパイアされたレイシーンさんは、「死ぬ時は美しく死にたい」と家族に話し、死期を悟った時点で自ら葬儀の詳細を計画したのである。

この映画は、主人公であるトランスジェンダーの女性が美を競うコンテストに出演し栄光を勝ち取るも突然亡くなってしまうのだが、ストーリーの見どころは主人公が埋葬前に幾夜も行われる儀式で毎回違うセレブの装いをまとうことを望み、周りの人たちは彼女のちょっと変わった一生を思い出しながらその願いを叶えようとする場面だ。映画の主人公は「レディー・ガガ」の姿で逝くことを遺言にしたが、レイシーンさんはこの映画のテーマである「苦境をはねのける明るさと、生への肯定に満ちた人物像の創造」に惹かれたのだろう、大好きだった映画に少し似せた葬儀を望み美しく最期を飾った。

骨肉腫と宣告を受けたレイシーンさんの姉であるロリンさんは昨年10月21日と24日、自身のFacebookにレイシーンさんのことを投稿し救いを求めていた。

「みなさん、レイシーンは骨肉腫と闘っています。右膝の手術のために早急にB型の血液が必要です。」
「妹の病気は、みんなが寝ている間にやってきて大切なものを奪っていく窃盗犯のように、知らないうちに妹の体を蝕んでいきました。妹は病と闘っています。そのためみなさんからのサポートが必要なのです。これまで寄付をして支えて下さったみなさん、ありがとう。これからもどうか、妹の医療費のために寄付をお願いします。」

しかし多くのサポートの甲斐も虚しく、病魔はレイシーンさんの命を蝕み続けた。自分のそう遠くない死期を悟ったレイシーンさんは、4月12日に葬儀の遺志を家族に伝え、パーソナルメイクアップアーティストにメイクをしてもらいたいこと、バイオレットとブルー、ミントグリーンの色の何かを身に着けたいこと、特別な白のオフショルダーのドレスを着ること、白い花の髪飾りを付けてほしいことを希望した。

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