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【海外発!Breaking News】4児を抱え、夫に追い出され…過酷な経験を経て1400人以上の孤児を育てる女性(印)<動画あり>

TechinsightJapan / 2017年4月29日 21時2分

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インドのマハーラーシュトラ州プネーに、「孤児たちの母」と呼ばれる女性がいる。シンドゥタイ・サプカルさん(68歳)は、過去40年間で1,400人以上の子供たちを引きとり育ててきた。自らも辛い人生を経て彼女は今、大勢の子供たちと幸せに暮らす。『Barcroft TV』など複数メディアが、シンドゥタイさんのその素晴らしい行いを伝えている。

シンドゥタイさんは9歳の時に教育を受けることを断念させられ、10歳で20歳の男性と結婚させられた。20歳の時は3児の子を抱えて4人目を身ごもっていたが夫に追い出され、牛小屋で娘ママタさんを出産した。

その後、母親や親族のもとへ助けを求めて帰るもシンドゥタイさんは誰からも援助を受けることができなかった。生きて行くために、生まれたばかりの娘を抱えて駅で歌を歌い、通行人や乗客から食べ物を貰う生活をしていたという。

やがてそんな生活に疲れ果て、シンドゥタイさんは娘と心中することを考えるようになる。ところが同じように貧しく行き場のない人が「助けてほしい」と訴えて来たことから、「どうせ死ぬならこの人を助けてからにしよう」と思い水を与えた。その瞬間、シンドゥタイさんの中に「貧しい人の手助けをしたい」という気持ちが湧いたそうだ。

それからというもの駅で親に捨てられたり、ゴミ箱に遺棄されたり、通りで犬に引きずられたりしている子供たちをシンドゥタイさんは救い、食べ物を分け与えた。そして次第に人々からの寄付を受けるようになり、「Mai(母)」としてこれまで40年間で1,400人以上の子供たちを引き取り、愛情をかけて育ててきたのだ。

現在、男児の孤児院2棟と女児の孤児院2棟を運営するシンドゥタイさんには、血は繋がらなくとも282人の息子と49人の娘がいる。「行き場のない子供たちの世話をすることはなによりの幸せだ」と話すシンドゥタイさんは、自らが教育を断念せざるを得なかった立場であるからこそ、教育を受けることは何よりも重要と常に子供たちに伝えているという。

シンドゥタイさんのサポートを得て孤児院を巣立っていった子供たちのほとんどは、弁護士や医師、教育者などの職に就いているそうだ。面倒を見た子供たち全員と、今もシンドゥタイさんは連絡を取り合っている。

「他の孤児院では18歳になると出て行く子供が多いんです。政府も18歳になったのだから孤児院を去るようにと言いますが、18歳になってもまだ愛やサポートを必要とする子供たちはいます。ここでは仕事を得たり結婚したりするまで一緒に暮らしていますよ」とシンドゥタイさんは語る。

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