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【海外発!Breaking News】「その子の母親が嫌いだから」他の児童にいじめを命じた2人の女教師(米)

TechinsightJapan / 2017年5月2日 22時19分

【海外発!Breaking News】「その子の母親が嫌いだから」他の児童にいじめを命じた2人の女教師(米)

我が子が学校でいじめに遭っていることを知った親が、その事実を学校機関と警察に相談したことでいじめの首謀者と発覚した女教師2名が逮捕された。捜査に関わった保安官も「親は正しいことをした」と述べているように、いじめを無視し放棄しなかった大人たちにより、11歳少女は救われた。『New York Post』など複数メディアがこの事件の全貌を伝えている。

米ルイジアナ州セントランドリー郡のワシントン小学校で、11歳の少女が昨年10月から執拗ないじめの被害に遭っていた。そのいじめをけしかけていたのは、なんと担任教師だった。

その11歳女子児童と彼女の母親が気に入らないという理由からいじめるように他の児童に指示し、自らも「自殺しな」と教師としてあるまじき発言をしていたのはアン=マリー・シェルビン(50歳)だ。

シェルビンは、3人の児童に「あの子をいじめないとあんたたちの勉強も見てやらない。そうしたらあんたたちは落第する」と脅し、女子児童へのいじめをそそのかした。「進級できなかったら」という不安を抱いた児童らは、シェルビンに命じられるまま女子児童と喧嘩をしていたところを見咎められて、校長室に呼びつけられたこともあったという。

いじめに遭っていた女子児童の母親は、今年2月に教育委員会と警察に相談した。シェルビンはその後学校から解雇されたが、代わりにやって来たトレイシー・ガロー(44歳)も、女子児童へのいじめを止めなかった。後の取り調べでガローは「シェルビンのことを校長に告げ口し退職に追い込んだ女子児童への報復」と話している。シェルビンが辞めても娘がいじめに遭っていることを知った親は、4月にも「いじめはまだ続いている」と再び警察へ連絡した。

ガローは女子児童を引っ張ったり突き飛ばしたりという身体的暴力に加え、怒鳴りつけたりもしていた。相談を受けた学校側が校内に設置してある監視カメラを確認すると、ガローが女子児童を2回押し倒している映像が捉えられていた。

このいじめに関わったとされる複数の児童から話を聞くなどして捜査を続けた結果、警察はシェルビンとガローを逮捕した。シェルビンには教育機関運営の妨害と生徒らへの非行行為を促した罪、また脅迫など教師としての違法行為により2,000ドル(約223,000円)の保釈金が科せられ、ガローには女子児童への暴行罪も加わり1,500ドル(約167,000円)の支払いが命じられた。

セントランドリー郡教育委員会の教育長を努めるパトリック・ジェンキンズさんは「今回の事態を深刻に受け止め、あらゆる策を駆使して子供たちの安全や福祉、健康を守るよう努めたい」と述べている。また、この事件を担当したセントランドリー郡ボビー・ギドロズ保安官は「今回、親が教育委員会に相談したことは正しい選択でした。学校側と親が監視を続け、児童らとよく話をしました。そしていじめが続いていることを知って、警察に通報するという次のステップも踏みました。子供たちの教育や指導、安全への責任を担うべき教師に、子供たちがいじめられるということはあってはならないことです」と話している。

なお現在、シェルビンとガローは保釈金を支払い釈放されているという。

出典:http://nypost.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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