【海外発!Breaking News】がんで余命2年半と宣告された女性、夫との離婚を決意(英)
TechinsightJapan / 2017年5月20日 21時17分
![【海外発!Breaking News】がんで余命2年半と宣告された女性、夫との離婚を決意(英)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_384490_0-small.jpg)
余命宣告を受けた人が、死ぬまでにやりたいことをリストアップする「バケット・リスト」を作る人は欧米では少なくない。イギリスに住むある女性は、そのバケット・リストの最初の願いに「夫と別れること」を選んだ。英紙『Mirror』をはじめ複数メディアが伝えている。
自分の命が残りわずかと知った時、「家族と最期の瞬間まで一緒に過ごしたい」と願う人はどのくらいいるだろうか? ロンドン北部に住むアナベル・ノチリさん(Annabel Nnochiri、56歳)は、家族のもとを離れ自由になる決意をした。
アナベルさんは2010年に乳がんを克服したが、2012年3月に脚に痛みを覚え、6月になる頃までにはその痛みは耐えがたいものとなった。生体組織検査で乳がんが骨に転移していたことが発覚し、ステージ4の末期で余命2年半という宣告を受けた。アナベルさんが自分の体に異変を感じたのは、不幸にも両親が交通事故で他界したわずか2か月後のことだったという。
自分が末期のがんだと知ったアナベルさんはこれまでの人生を捨てる決心をし、大学時代から28年間共に人生を歩んできた夫との離婚を望んだ。その理由をアナベルさんは次のように話している。
「これまで私の人生は悪くはないものでしたが、完全に“主婦”というものに縛られていました。人生残りわずかと知った時、このまま主婦業だけに束縛されるのは嫌だと思ったんです。“自由になりたい”と思いました。」
そこでアナベルさんは、19歳の息子と16歳の娘に相談した。もし子供たちが反対するならば、夫との離婚を諦めていたとアナベルさんは言う。ところが子供たちは「ママがそれで幸せになるなら」とアナベルさんの希望を後押ししてくれたそうだ。そしてアナベルさんは半年間、夫に内緒で新しい人生の計画を立てた。
相続したお金でアパートを購入し夫に別れを切り出したアナベルさんだったが、夫は当時「どうせ妻の気まぐれで、すぐに戻って来るだろう」と思っていた。しかし、アナベルさんの決心は変わることはなかった。
美術教師のアナベルさんは、夫のもとから離れ自由な時間を過ごすことに専念した。絵を描くことに没頭したりサルサダンスに熱中したり、旅行にも出かけた。夫のもとを離れた理由は他に好きな人がいたからということではなかったが、現在アナベルさんは愛する人を見つけ、その人との時間を満喫しているという。また、別れた夫も新しいパートナーと幸せに暮らしており、アナベルさんとの関係も良好のようだ。
アナベルさんは「がんの末期という宣告を受けた時は、怒りと悲しみが沸き起こりました。でもガンであることを受け入れることができるようになってからは、何事にも自信が持てるようになりました。より強く、わがままにもなりました。今はもっと生きたいし、できれば孫の顔も見たいと思っています」と話している。
このニュースを知った人々からは「普通なら家族に支えてもらいたいと思うのに、それを捨てるなんてなんか変。主婦としての束縛がよほど嫌だったに違いない」「病気だからという理由で家族のもとを去りたいと思うのが理解できない」「余命僅かといわれてやりたいことをやるのはいいこと」「これまで相当自分を抑えていたんじゃない? ご主人が納得して2人が幸せならそれでいいじゃない」といった賛否両論の声が寄せられている。
出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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