【エンタがビタミン♪】芦田愛菜 9歳で読んだ山中伸弥・京大教授の自伝に感銘受ける
TechinsightJapan / 2017年5月23日 15時56分
この春、偏差値70と言われる首都圏の難関中学に入学した女優の芦田愛菜(12)。彼女は大の読書家として知られ、これまで1000冊以上の本を読破したという。そんな彼女が今まで読んだ本の中で一番感動し影響を受けたのが、「iPS細胞」の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授の自伝だ。著書には山中教授の波瀾万丈な人生が赤裸々に綴られており、芦田はこの本から“人生の教訓”を得たのだ。
3歳で芸能界入りし、6歳の時には史上最年少でドラマ主演を務めた“天才”子役の芦田愛菜。中学入試のため本格的な受験勉強を始める2016年まではドラマ、映画、CM撮影、単発のバラエテイ番組出演をこなし、幼稚園や学校に通う日々でありながら年間120冊は本を読んでいたという。芦田は演技の才能に恵まれた天才子役だけでなく相当な努力家であり、それが学業面でも良い結果を出しているようだ。
22日に放送された『1番だけが知っている』(TBS系)によると、彼女の読書歴は5歳の頃の『若おかみは小学生!』から始まり、小学校の低学年ではミステリー小説にハマり特にアガサ・クリスティが大のお気に入りだったそうだ。そして9歳で出会った運命の一冊が、山中伸弥・京大教授の自伝『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』であった。
山中教授は落ちこぼれだったという研修医時代に何度も挫折を経験するも、「医者として何とか“世の中の役に立ちたい”」と研究者への道を選ぶ。そんな教授の“努力を楽しむ”生き方に感銘を受けた―と芦田は微笑む。彼女は中学入学後、取材を受けたテレビ番組で「“病理医”に憧れている」と語っていたが、山中教授へのリスペクトからだろうか。
著書にもある「人間万事塞翁が馬」(幸福や不幸は予想のしようのないことのたとえ)は、山中教授が座右の銘としている言葉だ。芦田も「これから先、辛いことがあっても“人間万事塞翁が馬”という言葉を思い出して、これはチャンスかもしれない―と努力していきたい」と目を輝かせていた。彼女がひとりの中学生として、山中教授にインタビューする姿をぜひ見てみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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