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【海外発!Breaking News】「祈れば病気は治る」と両親 誕生数時間後の我が子を死なせる(米)

TechinsightJapan / 2017年6月27日 19時17分

【海外発!Breaking News】「祈れば病気は治る」と両親 誕生数時間後の我が子を死なせる(米)

「信仰か、それとも人の命か?」 このほどアメリカで信仰を重んじるあまり、生まれたばかりの病気の赤ちゃんを医師に診せることなく死なせてしまった両親が逮捕された。英メディア『Metro』などが報じている。

オレゴン州に住むトラビス・ミッチェル(21)とサラ・ミッチェル(24)は今月12日、殺人罪と虐待の罪で逮捕された。

2人の間には今年3月5日に双子の女の赤ちゃんが生まれたが、未熟児だったうえ後から誕生したジニファーちゃん(Ginnifer)には呼吸障害があり合併症を起こしていた。

自宅出産だった夫婦のもとには家族とキリスト教会員、3人の助産婦が立ち会っていたものの、彼らは明らかに体調が優れないジニファーちゃんを病院に搬送することも救急車を呼ぶこともなかった。

オレゴン市のキリスト教団体「Followers of Christ Church」のメンバーである夫婦は、現代医療に頼らず特別な“油”を用い“祈る”ことで病気を治すことができるという‟信仰療法”を選んだのだ。しかし祈りの甲斐なく、ジニファーちゃんは誕生した数時間後に亡くなってしまった。

教会の長老であるカール・ハンセン氏は、クラカマス郡監察医に連絡を入れジニファーちゃんの死亡を伝えた。やってきた監察医は双子の姉も治療が必要と判断し、警察官を呼んだ。そして警察官が夫妻の説得にあたり、女児は病院の新生児集中治療室へ搬送されたのだった。

実はサラの姉妹であるシャノン・ヒックマンとその夫デールも2009年、誕生直後の息子を死亡させており、2011年に第2級殺人罪で有罪判決を受けていた。彼らもまた「Followers of Christ Church」のメンバーであった。

『Metro』によるとこの教会のルーツはペンテコステ運動にあり、オレゴン州とアイダホ州だけで約1,000人の会員がいるという。メンバーは聖書を文字通りに解釈し、「信仰はすべてを癒す。そして人の死は“神の意志”によるものだ」と信じている。

しかし1998年発行の日刊紙『The Oregonian(オレゴニアン)』は「1955年以降に教会の墓地に埋葬された78人の子供たちの死因を分析した結果、少なくとも21名は現代医学の治療によって救われた可能性がある」と指摘している。

アメリカでは昨年も、我が子への虐待を「宗教上の理由」として正当化していた母親が幼児虐待、家庭内暴力などの罪で逮捕されている。

画像は『Clackamas County Sheriff's Office 2017年6月6日付Facebook「NEWS-RELEASE UPDATE(June 5th, 2017, 3:03 p.m.)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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