【海外発!Breaking News】60歳で出産した女性 68歳夫が「この年で赤ん坊と暮らせない」と別居(セルビア)
TechinsightJapan / 2017年7月26日 6時0分
何十年も子供を望んでいた60歳のセルビア人女性が、このほど国内で2番目の高齢出産者となった。ところが夫は「子供の泣き声がうるさくて寝られない」と妻と産まれたばかりの子供のもとを去る決意をした。『Yahoo7 News』や『The Sun』『Odditty Central』などが伝えている。
セルビア共和国に暮らすアティファ・リャイッチさん(60歳)はなかなか子供が授からず、数年前から体外受精を5回行い、念願叶ってようやく子供を身ごもることができた。
しかし糖尿病を患い心臓が弱い夫のシェリフ・ノキックさん(68歳)は、高血圧など健康上の問題を複数抱える妻の超高齢出産に、当初は「リスクが大きすぎる」と何度も反対した。それでも妻の意志は固く、シェリフさんは最終的に受け入れた。
6月20日、セルビア西部ラシュカ郡のノヴィ・パザルにある病院で娘アリーナちゃんが元気に誕生した。「人生で一番幸せな日」と喜びをかみしめるアティファさんだったが、シェリフさんは「妻は欲しいものが手に入ってそれだけで幸せだろう」とアティファさんとアリーナちゃんのもとを去る決意をした。
アティファさんと10年間連れ添ったシェリフさんには、最初の結婚相手との間に数人の子供がおり、現在はトルコで暮らしている。アティファさんによると、今回の妊娠・出産に対してシェリフさんの家族から批判を受けたそうだ。そうしたこともあって、夫は家を出てトルコに行く決心をしたのではないかと明かしている。
今回のアティファさんの妊娠は、匿名の精子提供者の協力によって実現したもようで、シェリフさんはアリーナちゃんを自分の娘として法的に届け出ることを拒否した。超高齢出産した妻をサポートするどころか「子供が泣いてうるさくて寝られない。赤ん坊と暮らすことはこの年齢では健康に悪影響だ」とうんざりしているようだ。
実はアティファさん、セルビアの副首相であり貿易大臣でもあるラシム・リャイッチ氏のいとこなのだが、親戚からの援助はなく、繊維工場で働いていた時のわずかな年金で生活している。体外受精費用のローン支払いもあり、経済的に決して楽ではないアティファさんだが、「子供を持つことは私の人生の長年の夢でした。リスクはありましたが、神様が勇気を与えて下さったのです。私は娘をひとりで育てていきます」と語っている。
なお昨年5月には、インドでは72歳のダルジンダー・カウアーさんが、結婚して47年になる79歳の夫との間に体外受精で初めて子供を授かったことが話題となった。
画像は『The Sun 2017年7月16日付「‘I’M TOO OLD TO DEAL WITH THIS!’ Mum finally gives birth aged 60 after 20 years trying to get pregnant… only for husband to DUMP HER as soon as he hears the newborn crying」(CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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