【海外発!Breaking News】末期がん女性の最期の願い 「ミルクシェイク」が州を越えて届く(米)
TechinsightJapan / 2017年8月7日 20時5分
50年の人生の中で3度もがんを患い闘病生活を送ってきた女性が、このほどその生涯を閉じた。女性の最期の願いを叶えたのは、幼なじみ男性とレストラン店主の思いやりだった。『Inside Edition』や『New York Post』など複数メディアが伝えている。
3度目の膵臓がんを患い末期症状だったため、米バージニア州アーリントン郡にあるホスピスで療養生活を送っていたエミリー・ポメランツさん(50歳)。彼女のもとをワシントンD.Cエリアに暮らすサム・クレインさんが訪れ、「何か欲しいものはない?」と尋ねた。
エミリーさんとサムさんは、オハイオ州クリーブランド・ハイツで子供時代をともに過ごした旧友だった。エミリーさんは「そうね…髪がまた抜けちゃったから(メジャーリーグ野球チームの)クリーブランド・インディアンスの帽子が欲しいわ」とサムさんに告げた。
サムさんは翌日、自分が持っていたその帽子を渡したが、するとエミリーさんは「どうしても欲しいものがあるの」とサムさんに伝えた。それは故郷で2人がよく飲んでいた「Tommy's(トミーズ)」というレストランのモカ・ミルクシェイクだった。
だがエミリーさんは余命わずかで、とてもオハイオ州まで行ける状態ではない。サムさんは是非とも旧友の最期の願いを叶えてやろうと思い、Tommy'sのオーナーであるトミー・フェロさんに事情を綴りメールした。そして数日後にフェロさんから「ウチの自慢のシェイクじゃないか。これまで州を越えて配達したことはないけど、何とかしよう」と連絡があったという。
そこでサムさんは配送会社UPSに連絡し、ドライアイスを入れてミルクシェイクをオハイオ州からバージニア州まで配達することは可能かどうかを問い合わせた。その距離600キロ以上で、当然ながら配送代もかかる。しかしサムさんはフェロさんと協力してエミリーさんのもとへ、9時間以内にモカ・ミルクシェイクを届けることに成功したのだ。
サムさんのFacebookアカウントには、ホスピスのベッドの上で満面の笑みを浮かべてシェイクを手に持つエミリーさんの写真が投稿されている。「エミリーはとても喜んで、弟2人とシェイクをシェアしていました。彼女は何日もこのことを話していました。最期の願いを叶えてくれたTommy'sにはとても感謝しています」とサムさんは綴っており、テックインサイトのインタビューにもこのように語ってくれた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
九州初進出! 終末期医療を支えるホスピス型住宅『ReHOPE 博多筑紫』がオープン。
PR TIMES / 2024年5月7日 17時15分
-
がん患者が創る、ホスピス機能を有した老人ホーム『うさぎホーム』が6月に静岡県伊東市にオープン
PR TIMES / 2024年4月30日 14時15分
-
「今後のニーズに応えていきたい」24時間訪問介護・看護サービスで終末期医療を支える ホスピス型住宅が来月7日オープン
RKB毎日放送 / 2024年4月25日 6時42分
-
終末期医療を支えるホスピス型住宅内覧会 来月7日にオープン
RKB毎日放送 / 2024年4月24日 15時40分
-
CUCホスピスが東京都町田市に『ReHOPE 南町田』を4月22日にオープン
PR TIMES / 2024年4月22日 16時45分
ランキング
-
1【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
NEWSポストセブン / 2024年5月13日 7時15分
-
2故・可愛かずみさん結婚直前“謎の死”から27年…親友・川上麻衣子の投稿で思い出されること
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月13日 16時2分
-
3「Believe」視聴者は木村拓哉をスルー? 竹内涼真の好演で《何をやってもキムタク》悪目立ち
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月13日 13時58分
-
4《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン / 2024年5月13日 7時15分
-
5明石家さんま“賞味期限切れ”危機…TV界に「つまらない」の声広がり“老害芸人”リスト入り
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月13日 10時48分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください