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【海外発!Breaking News】インドの庁舎で何が? ヘルメットを被りデスクワークする職員たち<動画あり>

TechinsightJapan / 2017年8月11日 20時30分

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“危険と背中合わせの職業”を思い浮かべた時、オフィスでの仕事を想像する人はまずないだろう。しかしインドのある庁舎では、職員がヘルメットを被って仕事をしているという。職場で身の危険を感じなければならない理由とはいったい何なのか。『Oddity Central』や『The Indian Express』、『Hindustan Times』が伝えている。

ビハール州イースト・チャンパラン地区のアレラージにある庁舎では、職員らがバイク用のヘルメットを被ってデスクワークを強いられている。その動画がインドのソーシャルメディアで拡散したことで今回、内情が明らかとなった。

老朽化した建物内で勤務している職員らは、ひび割れた壁や穴の開いた天井がいつ剥がれ落ちてくるか分からないという状況にあり、身の危険から守るために日々ヘルメットを着用しなければならないそうだ。2年前に建築部署から「この建物は使用に適さない」と通告を受けたにもかかわらず行政機関は一向に修繕工事をせず、代わりのオフィスも見つからないままとなっていた。

雨が降ると、ビル全体が雨漏りして状況が悪化するという。しかしヘルメットを被って仕事をする理由は、雨漏りを避けるためだけではない。天井のしっくいが剥がれて頭上に落ちると負傷する危険があり、建物開発責任者のランジット・シンさんも「過去にも多くのスタッフが怪我をしたと訴えている」と明かす。

しかも職員だけでなく庁舎を訪れる市民もヘルメットを被らなければ危険という状況であり、さらにこの建物が有名なアレラージ・シヴ寺と隣接しているため、雨が降り出すと多くの巡礼者らが庁舎の廊下で雨宿りをするので、ますますリスクが大きくなる。

ヘルメットを被ってデスクワークする職員の動画が拡散されると、地元政府機関は「オフィスをできるだけ早く移動させるよう、現在プロセス中」と発表した。しかし上層部らは、動画がメディアで拡散されたことを快く思っておらず「動画に映っていた4人には厳重注意をした。メディアに流す前にこちらに相談してくれれば良かったのに。ますます問題解決が遅れるだけではないか」と不満を露わにしていることから、職員との間に食い違いが出ていることは否めない。

職員であるアミット=クマール・パンディさんは「ビルは非常に老朽化しています。オフィスのパソコンやその他の設備、記録文書などがダメージを受けないようにしなければなりません」と言い、パルヴェツ・アーマッドさんは「いつ天井が崩れてもおかしくない状態です。何度も建築部署に事情を伝えていますが、何の改善もなされず私たちはいまだにここで仕事をさせられています。非常に危険な状態です」と現状を訴えている。



画像は『Hindustan Times 2017年7月15日公開 YouTube「Officials in Bihar are using helmets in their office」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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