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【海外発!Breaking News】我が子を“無性別”に育てるトランスジェンダー&パンセクシュアルの両親(英)

TechinsightJapan / 2017年8月16日 21時37分

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LGBTQという言葉が世間に浸透するようになってから、ジェンダーニュートラル(性的区別のない人)という表現も耳にしたことがあるのではないだろうか。このほどイギリス初の“性別が流動的な(Gender Fluid / ジェンダーフリュイド)”ファミリーを、英メディア『Mirror』や『Daily Record』『Metro』が伝えている。

ルイーズ・ドレイヴンさん(31歳)とニッキーさん(30歳)はトランスジェンダーとパンセクシュアルのカップルだ。2011年、ニッキーさんが自身をレズビアンと称していた頃、LGBTの会合で当時まだ男性だったルイーズさんに出会った。

男性として生まれたルイーズさんは8歳頃から自分を女の子だと思うようになり、ニッキーさんと出会って以降、ホルモン治療により女性として生活するトランスジェンダーだ。一方、ニッキーさんは女性として生まれたが、性別にとらわれず性的・感情的・精神的に全ての人と恋に落ちることができるパンセクシュアル(全性愛)で、普段は男女両方の服装をして生活している。

2012年1月に無宗教儀式で結婚した2人には、現在4歳になる息子スター=クラウド君がいる。ニッキーさんとルイーズさんは我が子に「いつも男の子でいる必要は全くない」と言い聞かせており、性区別のないジェンダーニュートラル、もしくは単なる「人」として育てている。

スター=クラウド君は、生物学上の父であり女性として暮らすルイーズさんを「ママ」と呼び、出産したニッキーさんを「ダディ」と呼んでいる。2人は我が子のことを話す時「He」「him」という言葉を使うが、それで性区別しているわけではないと言う。

ニッキーさんの両親は孫を無性別として育てる自分の娘への理解に苦しんだようだが、今は孫が幸せであることを知っているため見守っているようだ。ニッキーさんは「私たちはごく普通の人間で、なりたいようになって生きているだけです」と話し、子育てに関してもこのように語っている。

「私たちは、スターにメイクやネイルを自由にしてもいいし、望むなら人形遊びもしていいと話しています。スターは、バービー人形も好きで女の子のようにおめかししたりすることも好きですが、レゴや車など男の子のおもちゃも好きです。私たちは自分の子供を男女の区別なく育てたいと思っています。スターにはなりたい人間になればいいといつも話していて、自分を男の子だと思うようにと話したことは一度もありません。何を着たいか、どんなおもちゃが欲しいかというのはスターに任せていますし、性別が明らかになるような服は一切買い与えていません。スターはジーンズもはきますがレギンスも好きで、ピンクは好きな色の一つなんです。」

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