【エンタがビタミン♪】伊集院光 “往復ビンタ騒動”で「愛があれば許される」という意見に違和感
TechinsightJapan / 2017年9月6日 10時30分
連日、情報番組で取り上げられているジャズトランペット奏者・日野皓正(74)の男子中学生に対する“往復ビンタ騒動”。お笑いタレントの伊集院光(49)は「そういうスパルタ教育みたいなものでイヤな思いをしてきた」側の人間として、“愛があれば、信頼関係があれば、体罰は許せる”という意見に違和感があるようだ。
ジャズコンサートでドラム奏者の男子中学生に往復ビンタをしたと報じられた日野皓正は1日、「嘘だよ、ちょっと軽く触っただけ。血も出ていない」と釈明。中学生とは“父と息子のような関係”と言い、他の生徒に手を挙げたことはないと説明している。
4日放送のラジオ番組『伊集院光とらじおと』でこの話題に触れた伊集院は、「いろんな意見があって当然」「叩かれた生徒のお父さんが、自分たちは納得してると話している」と前置きしたうえで、世の中に「本人がよければ、OKなんじゃないの?」といった雰囲気が漂っていることに疑問を投げかけた。
伊集院光は自らの経験から、スパルタ教育や愛のムチ、シゴキと称される行為に対して過剰なほど嫌悪感があるという。彼は指導者側が一方的に「信頼関係が築かれている」との思い込みから体罰を振るったり、教えられる側が体罰に対して拒否や抗議ができにくい環境であることが多いのではないか―と推測している。だからこそ今回、日野が行った体罰に生徒側から異論が出ていないからといって「“やっぱり、愛があればいいんだ”みたいな一緒くたな論調は、僕の中では凄く痛むものがある」と静かに語った。そして「なんで、スパルタ、ビンタ、愛のムチみたいなものが否定されたのかっていうことを、もう一回、ちゃんと考えて欲しい」と、日野の“往復ビンタ騒動”が起こってから「体罰容認」の声が出ていることに警鐘を鳴らした。
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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