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【海外発!Breaking News】新生児室で赤ちゃんを癒し続けて12年 「ICUグランパ」と呼ばれる82歳男性(米)

TechinsightJapan / 2017年10月4日 21時30分

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リタイア後の人生は人それぞれ。米ジョージア州アトランタに住むある男性は、12年にわたり早産などでNICU(新生児集中治療室)や小児集中治療室(PICU)に長期入院する子と触れ合うボランティアに精を出し、赤ちゃんやその家族の大きな癒しの存在になっているという。『People』『Inside Edition』『Mirror』などが伝えた。

アトランタに暮らすデイヴィッド・ダッチマンさん(82歳)は妻と50代の娘2人、孫2人(現在19歳と21歳)に恵まれ、インターナショナルビジネスのマーケティング分野で活躍し15年前にリタイアした。その後、地元にある複数の大学で講義をし自由な時間を費やしていた。しかしそれだけでは物足りず、デイヴィッドさんはある日アトランタの子供病院「Children’s Healthcare of Atlanta」を訪れ、何かボランティアでできる仕事はないかと尋ねた。それからデイヴィッドさんの週2回の病院訪問が始まったという。

デイヴィッドさんは最初の1年間、PICUでのみボランティアをしていたが、その後すぐにNICUでも活躍するようになった。12年という長きにわたり毎週火曜はPICUに、木曜はNICUにいる赤ちゃんを抱っこし、時には子守唄を歌いながら優しく赤ちゃんを撫でたりして癒しを与えている。「もう1000人以上の赤ちゃんを抱っこしたよ。12年はあっという間だった」とデイヴィッドさんは語る。

病院スタッフや赤ちゃんの保護者らから「ICUグランパ」と呼ばれているというデイヴィッドさんは、抱っこしていた赤ちゃんが排泄したり嘔吐したりすることも「素晴らしい報酬」と目を細める。

「ここでのボランティアにはとても満足しているよ。泣いている赤ちゃんを静かにさせるというだけではなく、赤ちゃんを抱っこし続けていると温かい繋がりが生まれるんだ。赤ちゃんが私の胸に顔をくっつけてくるだけでもありがたい気持ちになるね。赤ちゃんを癒すことが大好きだけど、この病院の雰囲気もとてもいいんだ。」

NICUナースのエリザベス・ミッティガさんは「デイヴィッドさんは私たちやNICUの赤ちゃんたちにとって、とても大切で特別な存在です。赤ちゃんたちはみなデイヴィッドさんが大好きで、私たちも彼がNICUチームの一員としてここにいてくれることを嬉しく思っています。それに触れ合いを経験することで赤ちゃんの成長が促進し、ミルクもよく飲むようになるんです。そうなれば早く退院することもできますからね」と話している。

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