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【海外発!Breaking News】父が作ったパンケーキでアナフィラキシーショック 9歳少女が死亡(英)

TechinsightJapan / 2017年10月15日 19時54分

「娘を助けてくれ!」

夫からの電話で職場から慌てて帰宅したラクシュミさんが見たのは、蒼白状態で床に倒れていた娘の姿だった。ノースウィック病院へ搬送されたナイニカちゃんに医師らはICUで蘇生を試みたが、1時間後に脈が戻るも長時間酸素不足となってしまっていたために脳が相当なダメージを受けていた。

ナイニカちゃんはパディントンのセント・メアリーズ病院に搬送されたが5月22日、脳死を宣告された。心臓は動いていたが、それから3日後に苦渋の決断を強いられた両親は、ナイニカちゃんに寄り添い最後のお別れのキスをした後に生命維持装置が外された。

ナイニカちゃんが息を引き取る前に行われたプリックテストで、ブラックベリーに軽度のアレルギーがあることが判明した。しかし医師は「ベリー類だけが死因ではない。パンケーキに乳製品に関わる何かが含まれていたのだろう」と推測している。だがラクシュミさんは「家に乳製品は一切置いていませんし、デイリーフリーと謳っていたパンケーキの材料に、アレルギー反応を起こす何かが含まれていたのかどうかということもわかりません。何が原因だったのかは今でもわからないままなんです」と述べている。

ナイニカちゃんの死後、両親は寄付金サイト『JustGiving』にアカウントを設置し、アレルギー研究のための基金を呼び掛けた。ラクシュミさんは「娘の死を通して、世間の親たちが子供のアレルギーと葛藤している事実を知りました。私たちは娘のアレルギーがこれほど深刻であることを知らず、今となっては今回の悲劇を防ぐことができたのかどうかはわかりませんが、アレルギーの子供を持つ親たちが気軽にアドバイスを受けられる場所を知っておくことはとても大切です。そうすれば私たちと同じような悲劇に遭わずに済むようになるのではないでしょうか」と胸のうちを明かす。

イギリスでは3人に1人の子供がなんらかのアレルギー疾患を抱えているとされており、寄付金アカウントは世の親たちからの注目を浴びたようだ。現在では、目標額の4,000ポンド(約60万円)をはるかに超えた14,000ポンド(約208万円)以上の寄付が集まっており、「あなたのサポートが注意喚起を促し、子供たちの命を救う可能性に繋がるのです」と綴っている。

このニュースを知った人たちからは「なんという悲劇」「お父さん、娘を救おうと必死だったことでしょう。罪悪感もあるかもしれない。でもお父さんはできる限りのことをしたと思う」「こんなことが起こるなんてまさに悪夢。子供のアレルギーは複雑だから世間ももっと様々なアレルギーに関して詳細を知るべきだ」といった声があがっている。

画像は『JustGiving 2017年6月26日付「We’ve raised £14,062 to help raise funds for allergy care and research in the UK.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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