【海外発!Breaking News】29歳モンスター母が教師に暴行 娘が授業中に使った携帯電話を奪われて(米)
TechinsightJapan / 2017年11月8日 15時35分
モンスターペアレントの話題、それが引き金となっての事件の多さといったらおそらくアメリカが世界一であろう。なんとも血の気の多い親の話題が次々と飛び込んでくるのだ。このたびのニュースはペンシルベニア州から。母親が娘の担任教師にレンガを投げつけ、殴る蹴るの暴力を加えたという。
ペンシルベニア州ピッツバーグ市警の発表をもとに『DML News』などが伝えたところによると、事件の舞台となったのは「Pittsburgh King PreK-8 School」。先月17日、10歳の女子児童が授業中にこそこそと携帯電話を使用していたことがトラブルの発端であった。
その子は学校から帰宅すると、母親のデイションタ・ウィリアムズ(29)に「先生に携帯電話を奪い取られ、噛みついたら首を絞められた」などと説明。校則違反の携帯電話所持について18日に学校に呼び出された母親は、娘の担任であるジャニス・デイヴィス・ワトキンズ教諭と対峙すると、怒りをぶつけた挙句に「覚えていなさい!」と脅しの台詞を吐いたという。
その後ウィリアムズは交際中のヴィンセント・ビーズリーという26歳の男を伴い、勤務を終えて学校から車で帰宅するワトキンズさんを尾行。ある地点でウィリアムズはレンガを投げつけて車からワトキンズさんを引きずり下ろし、ビーズリーと共に彼女の髪を引っ張り、殴る蹴るなどの暴行を働いた。
ストーカー行為、身勝手な動機による教師への暴行、関係のない人々まで危険な目にさらす行為があったとして逮捕・起訴されたウィリアムズとビーズリーは身柄を拘置所に送られた。ビーズリーは保証金を支払うことで身柄は保釈となったが、「コミュニティにとって危険な存在」という裁判官の判断のもと、ウィリアムズに保釈保証金の設定はされなかった。
地元メディアの『WPXI-TV』とのインタビューで、「カッとなってついやり過ぎてしまったことは反省しています。でも、先生から首を絞められたとわが子から聞いて放っておける親などどこにいますか」と答えたウィリアムズ。一方でワトキンズ教諭は「授業中に携帯電話を使用している児童に気づいた時、教師である私はその子にそれをやめさせ、校則を守るよう指導する義務があります。見逃していたらその子の読み書きの成績は劣ってくるだけですから」と一歩も譲らない。彼女に首を絞められたというのも、弁護士は「娘のでっち上げであった可能性が高い」としている。
ワトキンズ教諭はその学校で小4、小5を指導しており、歯が欠けるなど顔面を負傷して病院で治療を受けたが幸い命に別状はない。学区のニーナ・エポジート=ヴィズギティス教育委員長は「私はこの任務に就いて6年ですが、このたびの事件は決して容認できるものではありません。真摯に取り組んでいかなければならない非常に厄介な問題だと受け止めております。なお、ここの学区の保護者や児童において度々こうしたトラブルが起きているということはありません」と述べている。
画像は『DML News 2017年11月2日付「Woman jailed over brutal attack on daughter’s teacher(video)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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