【海外発!Breaking News】旅行者のコーヒーを盗み飲みした猿、カフェイン過剰摂取で意識不明に(タイ)
TechinsightJapan / 2017年11月13日 21時31分
日本に限らず海外でも観光客慣れした野生動物が食べ物目当てで人間に近寄るケースは多々あるが、このほどタイから旅行者のコーヒーを飲んでしまったことでカフェイン過剰摂取となり命を落としかけた猿の話題が届いた。英メディア『Metro』などが伝えている。
バンコクのバーンクンティアン区付近は水上マーケットや寺院などがあり、多くの観光客が訪れる場所だ。この付近では野生のオナガザル科マカク属の猿が多く生息しており、人を怖がることもなく近寄って来ることもある。しかし人間慣れしすぎているため、自然の中で餌を得るのではなく観光客の食べ残しを口にする猿が増えている。
そのような中で、バイクでツーリングを楽しんでいた旅行者からコーヒーを盗んだ猿がいた。猿はバイクに飛び乗って、コーヒーを奪い取り飲んでしまったのだ。しかしその後、猿はその場ですぐ倒れてしまった。
この猿は1杯のコーヒーを飲んだことでカフェイン過剰摂取となり、体に異常をきたしたという。連絡を受けて駆け付けた獣医が応急処置を施した後、猿は近くの動物病院に運ばれ手当てを受け、炭素(carbon)と生理食塩水(saline)を混ぜた溶液を与え続けられた。そして午前3時頃には、処置の甲斐あって回復の兆しを見せはじめた。
地元の猿の愛好家が集まるオンラインコミュニティ「Khon Rak Ling Hua Jai Kraen」では、今回カフェイン過剰摂取で倒れた猿は人間が飲み物を飲む様子を真似たのだろうと推測している。そして猿がまだ生後6か月だったことも伝えている。
現在、この猿は回復しており美味しそうにトウモロコシを食べている姿の写真が同オンラインコミュニティに投稿されている。今回治療にあたった獣医は猿の回復を確認後、群れに戻している。猿はしばらくの間は監視員による観察下に置かれる予定だ。
地域の監督責任者は市民に観光地での飲食に関する注意を呼び掛けている。また猿に餌をあげる時は指定された場所で果物や野菜のみを与えるようにし、道路上に食べ物を投げるなどの行動は慎むべきだとも話している。以前も同地区の観光名所である水上マーケットでは人間が与えたジャンクフードでメタボになった野生の猿が話題となっていた。
画像は『Metro 2017年11月9日付「Coffee-drinking macaque collapses from caffeine overdose after stealing tourist’s drink」(Picture: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
カフェイン摂取量の目安は?緑茶は1日何杯まで飲んでいいの?【お茶の基礎知識・3】
ハルメク365 / 2024年5月29日 11時0分
-
実は今、「熱中症になりやすい体」になっている! 水分補給しているつもりでも、盲点になっていることとは?【医師が解説】
OTONA SALONE / 2024年5月24日 11時0分
-
カフェインの過剰摂取で目まい&嘔吐の可能性 アルコールとの組み合わせNG 農水省が注意喚起
オトナンサー / 2024年5月21日 22時10分
-
「憧れの職業」パンダ飼育員、役割は餌をあげたり遊んだりするだけではない―香港メディア
Record China / 2024年5月14日 21時0分
-
「お酒と一緒にカフェイン入り飲料を飲むことはやめて」 農水省がカフェインの過剰摂取について注意喚起、過去には中毒死も
ねとらぼ / 2024年5月11日 15時39分
ランキング
-
1「ハマス壊滅前の停戦あり得ない」新提案うけネタニヤフ首相が声明発表
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月2日 7時16分
-
2フィリピンと中国、南シナ海の領有権争いで非難の応酬…米国「フィリピンが直面している嫌がらせは危険だ」
読売新聞 / 2024年6月1日 23時40分
-
3仏看護師「ディエンビエンフーの天使」死去 99歳 インドシナ戦争に従軍
AFPBB News / 2024年6月1日 16時9分
-
4北朝鮮の汚物風船、新たに600個 韓国は対抗措置へ たばこの吸い殻や紙くず、布切れ、ビニールなど
産経ニュース / 2024年6月2日 12時59分
-
5ゼレンスキー氏、中国を批判=平和サミットに参加呼び掛け―アジア安保会議閉幕
時事通信 / 2024年6月2日 18時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください