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【海外発!Breaking News】被害総額9000万円! 超高級ウイスキー含む69本が専門店から盗まれる(仏)

TechinsightJapan / 2017年11月23日 13時47分

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パリの中心地、大統領官邸であるエリゼ宮の近くに店を構えるウイスキー専門店「La Maison du Whisky」。ここはスコットランドやアイルランド、アメリカそして日本など世界中から集められた選りすぐりのウイスキーを扱うことで知られる高級店だ。この店に今月12日、強盗が押し入り69本のウイスキーが盗まれてしまったが、被害総額がなんと67万3000ユーロ(約9000万円)に達したことが話題になっている。『Le Parisien』などが伝えた。

店の防犯カメラには、2人の泥棒が商品の陳列棚にまっすぐ進み、持参したスポーツバッグにウイスキーを入れる姿が捉えられていた。このことから犯人は商品がどの場所に陳列されていたか、またその価値を熟知していたとみられる。しかし犯人の足取りはつかめておらず、現在も捜査が行われているもようだ。

フランスといえばワインのイメージが強いが、実はウイスキーの人気も非常に高い。たとえばスコッチウイスキーの最大の輸入国はフランスであり、毎年約2億本ものウイスキーがスコットランドから届くそうだ。また昨年行われた調査によると、フランスで最も人気がある蒸留酒(スピリッツ)はウイスキーで、昨年飲まれた全蒸留酒の38%を占める。フランスの成人が1年間に飲むウイスキーの量は1人当たり約2.5リットル、これはワインやコニャックよりも多いのだという。これに対してウイスキーの産地スコットランドも含むイギリスでは1.25リットル、またバーボンウイスキーの産地であるアメリカでは1.44リットルであることからも、フランスにおけるウイスキーの人気の高さがよく分かる。

今回盗まれた“目玉商品”の1つに、2011年に41本限定で販売された中の1本である、日本が誇る超高級ウイスキーの52年熟成『軽井沢1960年』が含まれていたことも注目されている。このウイスキーは今年4月、ウイスキー専門オークションサイト「Whisky Auctioneer」でジャパニーズウイスキーとしてイギリス及びヨーロッパにおける最高額の10万100ポンド(約1400万円)で落札されたことが話題となった。世界的にも貴重で非常に価値のあるこの52年熟成『軽井沢1960年』は、犯人らにとって最大の目的の1つだったのではないかとみられている。

画像は『Le Parisien 2017年11月14日付「Paris : un vol de 673 000 € de whisky」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)

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