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【海外発!Breaking News】二重の悲劇 火事で焼死した息子、救えなかった母親が自ら命を絶つ(英)

TechinsightJapan / 2017年11月19日 16時30分

「ケリーは息子を救うことができなかった自分を許すことができなかったようです。彼女にとってルーカス君は全てでした。息子のことを何よりも大切にし、ルーカス君はケリーさんにとってかけがえのない存在でした。ルーカス君がいない生活には耐えられなかったのでしょう。」

サラさんが、ケリーさんに会いに行ったのは11月9日だった。サラさんによるとケリーさんはブランデーを飲んでおり、痛みがひどいようで鎮痛薬を欲しがっていた。しかし自殺の兆候は全く感じられなかったという。ただ、退院後もルーカス君を失ったショックと深い悲しみで、気持ちが相当不安定だったようだ。

審問でクレア・ウェルチ検死官は「ケリーさんにとって一人息子の死は耐え難いものであったことは明らかで、火災後の彼女のトラウマや苦痛は想像を絶するものである」と述べた。

火災の原因については、いまだ判明しておらず現在も調査が行われている。ケリーさんのいとこのピーター・ケントさんは「ケリーは模範的な母親で、ルーカスを思いやりある子供に育てたとても素晴らしい人でした。ケリーは社交的で友人もたくさんいましたから、今回の悲劇は多くの人にショックを与えました。特にケリーは姉のジェマとも仲が良く、パートナーのアンドリューやジェマの深い悲しみを思うといたたまれません」と話している。

またルーカス君の通っていたオフリー小学校でも、二重の悲劇にショックを隠せない。「不幸な事故でルーカス君が命を落としただけでなく、母親も帰らぬ人となってしまったことに非常に心を痛めている」と追悼の意を寄せた。

ルーカス君の葬儀は11月18日に執り行われたが、自ら命を絶ち愛する息子のもとへと旅立ってしまったケリーさんの葬儀もほどなくして行われたという。

このニュースを知った人からは「悲しすぎる。でも子供を思う母の想いは理解できる。私も我が子が同じ目に遭ったら耐えられない」「乗り越えることが辛すぎたんだろうね。本当にお気の毒」「読んで涙が出た。どうか天国で2人で幸せになってほしい」といった声があがっている。

画像は『Metro 2017年11月16日付「Mother took own life because she couldn’t forgive herself for son’s death in house fire」(Picture: Cavendish Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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