【海外発!Breaking News】養子に出された女性、66歳で実のきょうだい4人と初めて会う(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2017年11月21日 20時51分
希望を捨てなければ奇跡は起こる―そんなニュースがアメリカから届いた。幼い頃に養子に出された66歳女性が血の繋がった4人のきょうだいがいることを知り、このほど初めて顔を合わせた。『ABC News』『WCVB』『Inside Edition』などが伝えている。
バージニア州エンポリアに住むシルビア・キューアーさん(66歳)は10代の頃に、自分が養子だったことを知った。4歳の時からソフィーさん・パーカーさん夫妻の養子として育てられたものの、2人ともシルビアさんの実母のことをあまり語らず「結婚していない人だった」としか言わなかったという。
自分が養子であった事実を知ってからも、シルビアさんは一人っ子だろうと信じて疑わなかった。しかし3か月前、娘のナタリー=グレイヴス・タッカーさん(46歳)が母の祖先に興味を持ち、家系を辿るサイト「Ancestry.com」でシルビアさんのDNA検査を依頼したことから、衝撃の事実が発覚した。1982年に心臓発作で他界したシルビアさんの実の母親レオナ・ホームズ・ダフ・グッド・ランバートさんは5人の子を産んでおり、そのうちの4人が養子に出されていたのだ。
しかもサイト側から「シルビアさんのDNAと非常に近い人物が登録されている。彼もDNA鑑定を依頼している」と報告があり、シルビアさん親子を驚かせた。後にその人物はウィリアム=キース・レイさん(46歳)で、シルビアさんの実の弟ビリー=リー・レイさん(63歳)の息子であることが判明した。
ウィリアムさんもサイト側から同じことを伝えられ、父のビリーさんに話した。ビリーさんは信じられない思いを抱きながらも「もしかして長年探し続けてきた自分のきょうだいでは」と確信。早速、ウィリアムさんはナタリーさんと連絡を取り合い、すぐに会う手配を整えた。
ビリーさんも生まれて間もなくして養子に出されていたが、自分が養子であることを両親から聞かされていなかったそうだ。ある日、自分の出生証明書を見て生い立ちの事実を知り、リサーチを始めるようになったという。
ビリーさんはやがて祖父母の存在と、農業に従事しぎりぎりの生活をしていた実母のことを知り、1970年代には血の繋がった3人のきょうだいとも会うことができた。兄のカーティスさんとラルフさんは2人一緒に別の家に引き取られており、さらにその後は姉ナンシーさん(69歳)の連絡先がわかった。
現在ニュージャージー州に暮らすナンシーさんだけは実の母に育てられたが、3歳で両親が離婚した後は父親に預けられた。後に3人の弟と再会を果たしたが、シルビアさんに関してはすでに他界していると信じていたようだ。
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