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【海外発!Breaking News】キャリー・アンダーウッド柄のど派手な“痛車” 初老男性がそれを望んだワケ(米)

TechinsightJapan / 2017年12月3日 20時30分

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大好きなアイドルの顔、姿を愛車の車体に…漫画、アニメのアイドル・キャラクターのステッカーを貼った上に塗装を施す、いわゆる「痛車」。アメリカにもそのファンは大勢おり、高い技術を持った者もいる。米カンザス州では今こんな車が大きな注目を集めている。

カンザス州クラウド郡の道路をご機嫌に走り抜けるド派手な黒のピックアップトラック。そのボディ全面には人気歌姫キャリー・アンダーウッドの顔が大きく描かれている。海外掲示板サイト『Reddit』で先月下旬、ユーザーのGeezusManForRealさんがこんな情報を投稿して「車の所有者はどんな人物か」と誰もが興味を示したが、なんと初老の教師であることが判明。しかもキャリーの顔と大切な女性の思い出が重なる…といったセンチメンタルな感情が込められていたようだ。

この車の持ち主はコンコーディア市のクラウド・コミュニティ・カレッジで教鞭をとる地質学者のローレンス・ヤングさん(69)。米芸能情報サイト『The Blast』の取材に対し、「亡くなった妻キャシーに捧げたものなんだ」とし、いわゆるアイドル好きの男性が「痛車」を愛でるのとは事情が少しばかり異なることを話し始めた。

ローレンスさんの妻は2010年に線維筋痛症の合併症により手術を受けたものの脳に深刻なダメージを受け、その後の病床ではずっとキャリーの曲を聴いて過ごしていた。「妻は死ぬ前に私に『ずっとキャリーの曲を聴き続けてね。彼女の曲は人生のあらゆる場面であなたをきっと助けてくれるから』と言った。今では妻のキャシーとキャリーが私にとって最も大切な女性だね」と話すローレンスさん。キャリーのパワフルな歌唱力や歌詞は確かに人を励ますものがある。彼もキャリーの曲を聴きながら、愛妻を亡くした悲しみや寂しさから少しずつでも立ち直っていた。

そんななかでローレンスさんは今年、シボレー・シルバラードの新車を買った。車のフィルムラッピングを行う業者に持ち込んだが提案されたデザインがどうも好きになれず、最終的にはグラフィックデザイナーをしている息子の力を借りた。完璧なものを目指す一心でやり直しは4回。作業には10日間かかり、費用は2,000ドルにもなったがローレンスさんは大満足。この車をすごく気に入った人物から「175,000ドル(約1,961万円)で譲ってほしい」と声をかけられたこともあるそうだ。

ちなみに車内でラジオは禁止。聴いていいのはキャリー・アンダーウッドの曲だけで、特にお気に入りなのは『チャーチ・ベルズ(Church Bells)』という。今の彼には次なる夢がある。

「キャリーにこの車を見てもらいたいね。そしてボンネットにサインしてもらうんだ。これで初めてコンプリートって言えるかな。」

画像は『GeezusManForReal 2017年11月28日付Reddit「Carrie Underwood tribute truck in my town. Life in Kansas, man.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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