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【海外発!Breaking News】7歳で体重120kg パキスタンの男児、胃切除手術で減量にチャレンジ<動画あり>

TechinsightJapan / 2017年12月8日 21時30分

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我が子可愛さゆえに、息子の肥満が深刻な病をもたらす可能性があることも顧みず食べ物を与え続けていた両親。それが原因で7歳になる息子は、体重が120kgを超える巨漢となってしまった。このほどその男児が胃切除手術を受け、医師らは1年以内には体重が半分に減るだろうと期待しているという。『Storytrender』などが伝えた。

パキスタンのパンジャーブ州カスールに暮らすムハマド・ユーセフ君(7歳)は、身長134cmにして体重120kgと7歳児の平均体重の約4倍だ。父ファイサル・ナディームさん(37歳)と母ラビア・ファイサルさん(31歳)によると、ムハマド君が急激に太り出したのは生後3か月を過ぎた頃だったという。

「息子はたった1590gほどで産まれ、他のきょうだいたちと同じように普通の赤ちゃんでした。でも生後3か月を過ぎた頃かかりつけの医師のもとへ連れて行くと、異常な速さで息子の体重が増加していると言われたんです。」

過食、肥満、筋緊張低下、発達遅滞などを特徴とするプラダー・ウィリー症候群とみられるムハマド君は、食事をしてから1時間以内であっても頻繁に空腹を訴え、台所や冷蔵庫にある食べ物を手当たり次第に口に入れた。一日の食事はチャパティ(パン)を10枚、牛乳2リットル、ご飯を3皿で、その他にもチョコレートやアイスクリーム、果物など何でも食べるという状態で、4歳になる頃には体重が75kgに達しており肥満体型となった。しかし両親は息子可愛さゆえに、ムハマド君が食べたいものを与え続けていたのである。

ムハマド君の食生活は当然のごとく健康に影響を及ぼし、歩いて数分経つと既に息切れをするようになった。そんな息子を心配した両親はムハマド君をカスールにある複数の医師のもとへ連れて行き相談すると、専門の医師を紹介された。

そしてこのほど、ムハマド君はLahore’s Hameed Latif Hospitalのマーズ・UI・ハッサン医師により、2時間に及ぶ腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を受け、胃の75%を切除した。この手術は食欲を抑え満腹感を持続できることを目的としており、医師らはムハマド君の体重が1年以内に半分に減ることを期待しているという。

手術には日本円にして53万円ほどの費用がかかったようだが、ムハマド君の病院代や薬代の支払いがギリギリである両親のことを知った医師は、手術費用を無料にしてくれたそうだ。

これまでムハマド君は、肥満体型ゆえに多くの学校から受け入れを拒否されていた。「太っているせいで、息子が学校に通えないのはとても悲しい。息子が辛い思いをするのはもう見たくありません。手術後はきっと体重も減っていくでしょうし、息子には普通の子供のように遊んだりできる生活を送って欲しい」と母ラビアさんは話している。



画像は『Storytrender 2017年12月6日付「Pakistani boy, 7, who scaled nearly 19 stones undergoes weight loss surgery」(Bilal Kuchay)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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