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【海外発!Breaking News】「恋人のため」処方鎮痛剤をエジプトに持ち込んだ英女性旅行者に3年の懲役刑

TechinsightJapan / 2018年1月3日 21時55分

今回の件を受けてイギリス外務省は、旅行者に「渡航にあたり処方薬を他国に持ち込む場合は、医師の診断書を携帯するように」とアドバイスを更新したのみであり、ローラさんの件に関しては一切の配慮を見せていない。一方で、英NHS(国民保健サービス)は、「トラマドールは強い鎮痛剤です。通常は術後や怪我の後など激しい痛みを緩和させるために使用されています。また慢性的な痛みを抱えていて、弱い鎮痛剤では効果がない時にも使われます」と述べている。

イギリス国内においてトラマドールは処方箋医薬品であるが、ローラさんの友人がなぜ大量のトラマドールを所有していたかについては、現在のところ明らかになっていない。ローラさん一家は現在、Facebookでローラさんのためのサポートグループのアカウントを設置しており、状況などを綴っている。法廷審問に出席したローラさんの恋人オマールさんは「とても悲しい」と言葉を残し、裁判所を後にしたという。

なお、イギリス人でエジプトに10年以上滞在しているDJピート・ファーマーさん(45歳)は、パブで他人のバッグを自分のものと勘違いし取り違えてしまったことから逮捕され、2年の懲役刑が下されてアル=カナーティル刑務所を昨年11月9日に出所した。ローラさんの件を知り、収監されていた刑務所では暴力沙汰が絶えないこと、病気が蔓延していることなどいかに劣悪な環境であるかを語ったピートさんは、「心の底から彼女に同情します。単なるミスで、誰もがこのような罰を受けるべきではないのです」と話した。

このニュースを知った人からは「法律も知らずに大量の薬を持ち込むなんて愚か者。自業自得」「エジプトでは死刑になるケースがあるんだから、懲役3年でまだ良かったんじゃないの?」「他国でその薬が違法かどうかなんてネットで調べればすぐわかるのに」「悪いけど同情の余地はない」「エジプト人の恋人はその薬が違法だと知っていたはず。なぜ持ち込ませたんだ」といった声があがっている。

画像は『BBC News 2017年12月26日付「Briton Laura Plummer jailed in Egypt for drug smuggling」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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