【海外発！Breaking News】ヒッチハイクで逃走した殺人犯 警察官の私用車に乗り御用（南ア）

南アフリカでは、ヒッチハイクをして目的地へ向かう人が少なくない。しかし過去には男性ヒッチハイカーを狙ったレイプ事件も発生しており、決して安全とは言えない。またヒッチハイカーが犯罪者である可能性も高く、この国では乗るほうも乗せるほうも相当の覚悟が必要なようだ。

12月27日夜8時頃、南アフリカのクワズール・ナタール州エスホーで行われていた結婚式に1人の男が乱入し発砲。2名が死亡、2名が負傷した。死亡したのは新郎の父親（53）と招待客の男性（40）で、負傷者の1人は膝を、もう1人は腹部を撃たれて病院へ搬送された。犯人の男はそのまま現場から走り去った。

通報を受けて捜査を開始した警察は、男がダーバンに逃走するためヒッチハイクをしているとの情報を得た。捜査にあたっていたクズワヨ巡査はその情報を頼りに現場付近に車を走らせ、容疑者と思われるヒッチハイカーの男を発見した。この時クズワヨ巡査が選んだ車はパトカーではなく私用車で、この巡査の機転により男はダーバンではなく警察署に直行することとなった。

容疑者もまさか警察官が運転する車に乗ることになるとは思わなかったであろう。その後、彼の所持品から血の付いたシャツが押収され、男は2件の殺人と2件の殺人未遂容疑で逮捕された。男と被害者らの関係はまだ分かっていない。

クワズール・ナタール州の警察長官代理は、「警察官は常に犯罪阻止や犯罪者逮捕に貢献するよう行動すべきであり、今回の迅速な逮捕を称賛する」とクズワヨ巡査の行動を褒めたたえるコメントを発表している。

画像は『KZN WATCH　2017年12月29日付「Wedding murder suspect nabbed while hitchhiking to Durban」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）