【海外発!Breaking News】コックピットでバサバサ、ウロチョロ…1羽の小鳥にデルタ航空機が引き返す
TechinsightJapan / 2018年1月4日 4時0分
フライトの最中、思わぬ理由からパイロットが目的地以外の空港への緊急着陸や引き返しを決定することがある。急病人の発生、喧嘩や不審物の発見など「早く戻って」と思うこともあれば、機材のトラブルが理由と知って苛立つことも。そして…動物が迷い込むという「運が悪かった」と嘆くしかないアクシデントも稀には起きてしまうようだ。このほど米デルタ航空機のフライトで…。
デトロイトのメディア『ClickOnDetroit』が伝えたところによれば、たった1羽の小さな鳥がよりによってコックピットに迷い込み、それを捕獲するために緊急着陸せざるを得なくなったのは先月30日にミシガン州デトロイトを発ちジョージア州アトランタに向かっていたデルタ航空1943便。午前10時近くに出発し正午過ぎに目的地に到着するはずのフライトは、引き返しと再びの離陸により大幅に遅れての到着となった。
コックピットに迷い込んでいることにパイロットが気づいたのは、離陸後間もなくであった。後退飛行が出来ることから小鳥はハチドリとみられ、乗客の搭乗の最中に紛れ込んだと考えられるという。しかし1時間かけても鳥を捕獲することができず、狂ったように飛び回る様子も見られることから、残り1時間の運行の安全を最優先させるためとして機長は引き返しを決定した。乗務経験20年という中でこのようなアクシデントは初めてだという。
有名DJのブライアン・ブオナシッシさんは、同機に乗っていた1人であった。SNSで「小鳥が発見されて1時間が経つけれど、いまだに捕まらずにコックピットをウロチョロしているらしいんだ。安全のためデトロイトに引き返すことになったよ」などと綴っている。出演予定のライブにはなんとか間に合ったが、それまでは強い苛立ちと焦りとの闘いであったもよう。海外に飛ぶことも多くフライトに関しては様々なことを経験しているブライアンさんだが、「今回だけはちょっと異質な経験だった」と皮肉タップリ。デルタ航空側は離陸“直後”に引き返したと説明しているのに対し、彼は「1時間後だろう」と異論を呈している。
画像は『ClickOnDetroit 2017年12月30日付「Flight returns to Detroit after bird enters plane during boarding, officials say」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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