【海外発!Breaking News】降機に手間取ること30分 ポーランド人搭乗客が非常口を開け外へ(スペイン)
TechinsightJapan / 2018年1月4日 16時58分
空港の滑走路やゲートにも混雑する時間帯というものがあり、タキシングが始まってもすぐに離陸できる、あるいは着陸してもすぐに降機できるとは限らない。特に遅延があった飛行機の順番待ちは非常に長く、乗客をイライラさせることが多い。スケジュールが1時間半ほど狂うのは空の旅でよくあることだが、スペインの空港ではとんでもないことをやらかした乗客がいたようだ。欧州のメディアが続々と報じている。
乗客の仰天行動が伝えられたのは、ロンドン・スタンステッド空港を飛び立ってスペイン最南端アンダルシア州のマラガ空港(マラガ=コスタ・デル・ソル空港)に着陸したライアンエアー(Ryanair:本拠地アイルランド・ダブリン)FR8164便。ロンドンを1時間遅れて出発していたが、この空港に着陸後もろくな説明もないなか降機の準備に30分ほどかかっていることから、乗客のイライラは募る一方であった。
そんななか、客室乗務員の指示を守らずに動き出したのはポーランド国籍の57歳の男の乗客であった。周囲に「私はもう翼伝いに外に出るから」と言い放つと、手荷物を持って非常口へ。開錠して扉を開けると勝手に外に出てしまったのだ。乗客のフェルナンド・デル・ヴァレ・ヴィロボス(Fernando Del Valle Villlobos)さんはその様子をビデオに録画しているが、ほかの乗客は軽い悲鳴のような声をあげて驚き、また呆気に取られる、あるいは吹き出すなどしていた。
男は手荷物を翼の上に降ろし、しばらくそこに座って過ごすと再び機内に戻ってきた。男の近くに座っていたというラジ・ミストリー(Raj Mistry)さんは「彼は喘息なのか呼吸がとても苦しそうでしたよ」と説明したが、彼の取った行動は飛行機の安全な運行に支障を来す違反行為であり、ほどなくして空港公安局の警察官が男を逮捕している。
乗客のこうした仰天行動は今回が初めてではないライアンエアー。2016年にはアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港で、グラン・カナリアへ向かう飛行機に乗り遅れたと勘違いした男がゲートの非常用ドアを突破して滑走路に飛び降り、大きなバッグを抱えて飛行機を追いかけるというコメディ映画さながらの光景を繰り広げた。
画像は『BBC News 2018年1月3日付「Ryanair passenger takes emergency exit」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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