【海外発!Breaking News】27歳で旅立った女性がん患者「毎日が宝物」 最期の手紙が胸を打つ(豪)
TechinsightJapan / 2018年1月12日 21時0分
「自分の人生がいつ終わりを迎えるのかは誰にもわからない。だからこそ、今生きている瞬間をかけがえのないものとして大切にしてほしい」―27歳という若さでがんでこの世を去ったオーストラリア人女性の最期のメッセージがFacebookで拡散された。『ABC』『The Independent』『Mirror』などが伝えている。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州グラフトン出身のホリー・ブッチャーさんは、若年層に発症しやすい悪性腫瘍「ユーイング肉腫」を患っていたが1月4日、27歳でこの世を去った。
1月3日、ホリーさんは“最期の手紙”となるメッセージをFacebookに投稿してほしいと家族に頼んだ。今を生きる人たちへの切なる願いが綴られたホリーさんのメッセージは瞬く間に拡散し、現在シェア数は135,000超えとなっている。人生のアドバイスとして、ホリーさんが最後の力を振り絞って綴ったメッセージは概ね下記の通りだ。
「26歳で自分の死を告知されて受け入れなければならなかった時は、なんだか奇妙な気持ちだったわ。ほとんどの人がそうであるように、死について考えたこともなかった。予期せぬことが起こるまでは、時間は普通に過ぎて行き、またやって来るものだと思っていたから。」
「私はシワや白髪ができた自分の年老いた姿をいつも想像していたわ。たくさんの子供たちに囲まれて、愛する人との生活を築き上げていくものだと信じていた。それが叶えられなかったことは、本当に残念で辛い。」
「今回、ここで私なりに人生についてのアドバイスをしたいと思うの。どう受け止めるかは本当にあなた次第。人生というのは脆く予測不可能だけど、貴重で毎日がギフトだと思う。私は今27歳。自分の人生が大好きだし幸せだし、死にたくなんかない。でも病のせいで、もう人生のコントロールが効かないところまできてしまった。」
「今、自分の死と直面していて、私なりにみんなに言えることは『些細でつまらないストレスに悩まされ続けないで』『自分の人生をどうか充実させた素敵なものにして』ということ。」
「この数か月間、私には人生について考えさせられる時間がたくさんあった。みんな誰でもいろんな悩みを抱えて生きているわ。今日、あなたは酷い交通渋滞に巻き込まれたかもしれない。愛しい子供たちに起こされて睡眠不足かもしれない。ヘアカットが短すぎたり、ネイルが欠けてしまったかもしれない。お尻のセルライトやお腹の肉がたるんでいることが気になっているかもしれない。でもそんな些細なことは、あなたが死に直面しなければならなくなった時、きっとどうでもよくなるもの。今まで悩んでいたことは、実に意味のないちっぽけなことに気付くわ。仕事やエクササイズが大変とかいう人もいるけど、体が自由に動くことって素晴らしいことよ。だからたとえ理想的な体型でなくても、健康でいられることを感謝してほしいの。」
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