【海外発!Breaking News】世界で最も毛深い少女、17歳になり結婚して幸せに(タイ)
TechinsightJapan / 2018年1月13日 16時1分
アムブラス症候群という病名を耳にしたことがあるだろうか。遺伝子の欠陥により、顔もしくは体全体が動物のように多毛になることから「狼男症候群」とも呼ばれている。そんな珍しい病気を持った女性が、このほど最愛の人と結婚を果たした。『The Sun』『New York Post』などが伝えている。
タイのバンコクで暮らすスパトラ・サスファンさん(Supatra Sasuphan、17)は、先天性のアムブラス症候群のために顔全体が毛に覆われていた。『The Sun』によると、この病気は中世から世界で50人ほどしか確認されていないという。
スパトラさんは生まれた時から、このアムブラス症候群の他にも健康障害があった。鼻孔の広さが1ミリほどしかなく充分な呼吸を確保するために保育器の中で3か月間過ごした後に、鼻孔を1.5ミリに広げる手術を受けている。
そんなスパトラさんが学校に通い始めた頃、毛深い顔のせいでクラスメイトから「猿顔」「狼男」と心無い言葉を浴びせられたそうだ。レーザー治療による脱毛処理を行ったこともあったが、すぐに毛で覆われてしまった。
しかし明るく前向きな彼女は11歳を迎える頃にはたくさんの友達ができ、2010年にはギネスから「The World’s Hairiest Girl(世界で最も毛深い少女)」という認定を受けることとなった。それからは有名人となり、ますます友達が増えて人気者になったそうだ。
現在17歳となったスパトラさんは、Facebookに顔の毛を剃り落とした自身の写真を投稿しており、彼女の横には男性の姿もある。この男性はスパトラさんの“最愛の夫”で、そこには「あなたは私にとって初めての恋人というだけでなく、私の人生で最愛の人です」と綴られている。
スパトラさんの父親サムランさん(Samrerng)によると彼女の病状は続いており、毛を剃り落としても再び生えてくる状態だが、定期的に剃毛を行っているという。ちなみに2010年、ローマで行われたスパトラさんのギネス世界記録記念式典でサムランさんは「娘は毛深いからといってそれをマイナスにとらえるのではなく、常に前向きに生きてきました」と述べている。
その言葉を裏付けるかのように、スパトラさんも同式典で「私は他の人達と何ら変わりはありません。学校ではたくさんの友達がいます。そして毛深いことは私を特別な存在にしてくれました」と語っていた。現在、幸せな結婚生活を送るスパトラさんが前向きに生きる限り、今後もこの病気が彼女の人生を脅かすことはないだろう。
画像は『The Sun 2018年1月4日付「HAIR SHE IS World’s hairiest teen girl dubbed ‘werewolf’ by pals is now happily married after dramatically shaving her face and body」(ASIAWIRE/FACEBOOK)(BRONEK KAMINSKI)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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