【海外発!Breaking News】末期がんの5歳児のそばで号泣する余命僅かの祖父 「現実はあまりにも残酷」(米)
TechinsightJapan / 2018年1月15日 21時51分
愛する我が子が先立つかもしれないという告知を受けた親の苦悩は想像を絶するものだ。それに加えて父親までもが余命僅かの病を抱えている状態では、「なぜ、自分の家族だけがこのような目に」と思ってしまうのも自然なことであろう。このほど米フロリダ州に住む女性が、自身のFacebookアカウントに投稿したある写真が複数メディアで報じられた。女性の苦悩、悲しみ、葛藤に触れたユーザーらからは「あなたの家族のために祈る」といった声が多数寄せられている。『The Sun』『Mirror』『USA TODAY』などが伝えた。
フロリダ州ペンサコーラ在住のブレイリン・ローホンちゃん(5歳)は、1か月半ほど前まではごく普通の生活を送っていた。ところが昨年12月6日、脳幹部内部に発生する小児腫瘍「びまん性正中グリオーマ(Diffuse Intrinsic Pontine Glioma 以下DIPG)」と診断された。
DIPGは適切な治療法がなく生存率は10%以下とされており、医師の告知を受けたブレイリンちゃんの家族は悲しみのどん底に突き落とされた。しかし家族は、メキシコでの革命的な治験のことを知った。海外で保険の利かない高額なその治療には、1回でおよそ3万ドル(約330万円)の費用がかかり、しかも攻撃性の強いがんであるため複数回にわたる治療が必要とされる。そのために家族は寄付金サイト「GoFundMe」で募金を呼びかけ、やっと1回分の治療費が集まったことに喜びを露わにしていた。
だが、この数日でブレイリンちゃんの容態が急速に悪化した。医師はブレイリンちゃんの腫瘍が出血していることを発見し、いつ息を引き取ってもおかしくない状態であることを告げた。現在のブレイリンちゃんは人工呼吸器を装着し、かろうじて生きているといった状態だ。
これまでブレイリンちゃんの容態をFacebookに投稿してきた母親のアリー・パーカーさんは、1月8日に1枚の写真を公開した。それはアリーさんの父親ショーン・ピーターソンさんが孫のブレイリンちゃんが横たわるベッド脇で号泣している姿だった。ショーンさんは全身の筋肉が徐々に萎縮して運動機能が失われ死に至るという原因不明の神経変性疾患で、末期状態のために話すこともできない。自身が余命僅かとなった状態でありながらも、先月やっと5歳になったばかりの幼い孫に先立たれてしまう悲しみを堪えきれずに涙を溢れさせたのだった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
ホスピス医が語る「人生最後の日」に人が望むもの 「この世を去る」前に気持ちの変化が訪れる
東洋経済オンライン / 2024年9月15日 16時0分
-
「ステージ4イコール“死”を連想した」肺腺がんの現役看護師、娘と聞いた宣告と泣きながら書いた遺書
週刊女性PRIME / 2024年9月14日 16時0分
-
子宮頸がんで逝去、医師で母の彼女が遺した思い 娘を持つすべての女性に伝えたい「大切なこと」
東洋経済オンライン / 2024年9月13日 10時0分
-
父を難病で失った息子が始めた「ありえない商売」 誰も思いつかなかった「幸せな人生」の見つけ方
東洋経済オンライン / 2024年9月11日 9時0分
-
「何しに来た?」自ら呼んだ救急隊を蹴り…それでも老母を精神病院に入れたくなかった息子を変えた悲しき事件
プレジデントオンライン / 2024年8月31日 10時15分
ランキング
-
1《深セン市で襲撃された10歳男児が死亡》「私の子が何か間違ったことをしたの?」凄惨な犯行現場、亡くなった男の子は「日中ハーフ」と中華系メディアが報道
NEWSポストセブン / 2024年9月19日 18時5分
-
2ダミー会社でポケベル製造 イスラエル、米紙報道
共同通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
3インド製弾薬、欧州経由でウクライナへ ロシア抗議でも規制の兆しなし
ロイター / 2024年9月19日 16時24分
-
4レバノンのトランシーバー爆発 “ロゴ報道”の日本企業「偽物も多く流通した、10年前に販売終了の商品の可能性も」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月19日 15時55分
-
5中国・深セン 襲われた日本人学校男児が死亡 現地の日本人社会にも衝撃広がる
日テレNEWS NNN / 2024年9月19日 12時9分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください